浅川さんのテレビ番組

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NHKテレビで浅川智恵子さんのお仕事の様子が取り上げられていました。
「ホームページリーダー」の開発者として著名な浅川さんですが「音声読み上げソフト」についての理解が広まるのはよいことだと思います。

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4 ホームページ・リーダー使用感


番組ではヒューマンインタフェースの研究者の日常がリアルに描かれていました。
「ワクワクするような可能性」「苦しいと思うまで突き詰める」といったキーワードは、私も日常の仕事で(難しいながらも)しばしば頭に浮かぶ言葉です。共感を覚えました。

現在、製品としての「ホームページリーダー」の発展が止まっているのが残念ですが、「浅川さんの夢」には限界はなさそうです。番組の中で紹介されていた研究も非常に興味深いものでした。

第45回福祉情報工学研究会で「オープンソースとアクセシビリティ」という企画を行った際に、日本IBMのアクセシビリティ関連の活動(Accessibility Tools Framework : ACTFソーシャルアクセシビリティ)をご紹介いただきました。

私が早口音声合成の研究に興味を持ったときに、最初に読ませていただいた文献のひとつが浅川さんの論文でした。私自身は GalateaTalk という音声合成エンジンをベースに話速の問題に取り組んだのですが、音声合成の改良に取り組む前に評価方法の検討が重要であるとわかりました。浅川さんは視覚障害者と話速の検討をしておられますが、合成音声の話速に関する被験者実験はしておられなかったので。。
私自身は、早口音声と学習効果、加齢の影響、単語親密度の影響、などを検討してきました。
最近リリースされた Open-JTalk と以前から関わっている NVDA をこれから研究のツールに、と思っているのですが、今夜、実現方法ではなく可能性やビジョンが大事である、と改めて気付かされたところです。。

  • #nhk 浅川さんと高木さん、改札から研究所まで歩きながら打ち合わせ。 posted at 22:04:38
  • #nhk 電話しながら携帯用点字メモ器。社内で「浅川組」。HPRの紹介。数字キーだけで操作。斜め読みと読み飛ばしに対応。 posted at 22:07:08
  • #nhk メンバーとのブレストを重視。自分があるWebページの利用でどう苦労しているかをメンバーに語る。「なんか面白い情報が必要」 posted at 22:10:09
  • #nhk 研究では強い決断力。食堂に行くと優柔不断に(笑)。夜は海外との電話会議。0時に退社して深夜2時まで海外と会議。「やり抜いていかなきゃ」 posted at 22:13:23
  • #nhk 共同研究の交渉。高齢者は研究成果の受け入れに慎重?未来を切り開く研究を、と説得。ここからスタジオ。バッグの中身:点字の論文。点字メモ機の使い方の説明。 posted at 22:17:18
  • #nhk 浅川さん「カラオケに点字メモ機を使う人が多い。自分は80年代。チューリップとか(笑)」点字はみんな読める?「先天の人に比べると自分は遅い。視覚障害の1割。音声は重要な手段」 posted at 22:19:13
  • #nhk 浅川さん:SRの実演。音声が早くて聞き取れない?「これでも遅いくらい。これ以上早くできない」番組サイトの読み上げ実演。女性はリンクテキスト。行読みと句読点読みモードの切り替え。 posted at 22:21:00
  • #nhk 浅川さん「動的なコンテンツにはまだ対応できない。ソーシャルアクセシビリティの研究に取り組んでいる」 posted at 22:22:22
  • #nhk 失明し普通高校進学を断念。盲学校で点字を学んだ。視覚障害者の職業訓練校でプログラミングと出会う。25歳で転職。研究所で技術者と言葉が通じず苦労。英語点字翻訳ソフト:自分こそユーザの気持ちがわかる。 posted at 22:28:26
  • #nhk 心の準備ができなかった。このままでは閉ざされる。見えないことを受け入れる決心。自分の強みに。結果:大変だったが諦めなかった。やってみたい。面白そう。何が起きるかを見たい。 posted at 22:32:27
  • #nhk 浅川さん「ここから先は諦めたくない」研究者を育てる仕事。作るのが好きな技術者を、プロジェクトを率いる骨太研究者に。ささやきインタフェース:「人気だよ」「ごちゃごちゃしてる」など。自分が被験者。 posted at 22:35:41
  • #nhk ホームページリーダー(IBM)の開発者。浅川さん @Terapyon posted at 22:36:56
  • #nhk 技術が完成するまえにユーザインタフェースだけのデモで評価。浅川さんは有望性を確信。部下の研究者は実現可能性に疑問。プログラミングしなくていいと言われる。やっぱり Eclipse で Java だ。。 posted at 22:38:44
  • #nhk 浅川さん「新しいコンセプト。現状でワクワクできるか?」ワクワクするような可能性が大事。目先の改善に意味はない。これアクセシビリティを超えて普遍的な話だな。。 posted at 22:40:52
  • #nhk ASSETS 2009 の表彰の盾。。「苦しいと思うまで突き詰める。実装できそう、ではなく本質に気づくため苦しむ」新たな実験を。小さくまとまらず自分の殻を破るように。。 posted at 22:43:46
  • #nhk そう。HPRもProTalkerも製品としては進化が止まっているのが残念。JAWS のローカライズももうIBMの手を離れたし。 @Terapyon posted at 22:45:31
  • #nhk 被験者実験でのささやき出力「検索結果が更新されました」など。番組終了。浅川さんのお忙しい日常がよくわかったと同時に、ヒューマンインタフェースの研究者の日常をうまく描いていましたね。。 posted at 22:49:34
  • 2008年12月のWIT研究会「OSSとアクセシビリティ」企画でIBMの方のお話を伺い、製品がディスコンになってもオープンソースで頑張る、という立場は理解できた。でも浅川さんはビジョナリストだ。見えない人にできる覚悟なら、見えてる自分にもできるはず。。 posted at 23:01:28
  • 放送中にチェックできなかった。録画見てみる。でもIBMの社名すら伏せていたNHKだから。。 QT @toratorax @nishimotz この点字メモ機はなんだったんだろう? posted at 23:06:33
  • 録画で浅川さん@スタジオの確認。アップになった手元は BMPocket ちなみにノートPCは私とおなじ(笑) Thinkpad X300 ?のように見えます @toratorax posted at 23:10:10

4 Replies to “浅川さんのテレビ番組”

  1. こんにちわ。いま録画を見たところです。西本さんのコメントを読んで、研究者の内実を中心に、重層的に理解が深まったような気がします。ありがとうございました。

  2. NHKの番組をみました浅川さんに共感しましたが、技術的な問題は有ると思いますが、まだまだパソコンの可能性が高い事をお伝えしたいのですヒントは色を感じれる事を研究はできますか他にも視覚障害者なら、関して見たいことは有りますよね、興味をお持ちに成りましたら連絡下さい

    1. pinpainさん、千葉さん、コメントありがとうございます。
      私は「ささやきインタフェース」の研究担当ではありませんが、
      その狙いや動機には共感しています。
      関連研究の動向について、何かわかったらご報告したいと思います。

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