YAPC::Hiroshima登壇予定
いよいよ今日が前夜祭、明日が本編です。
いろいろ忙しかったですが、ついにこの日が来たなあ、という感じです。
2024/02/10 10:30〜
bitRiver/カナル・ウェブ会場(コスモス)
トーク (20分)
What You Like May Not Be for Someone オープンソースとアクセシビリティ
いろいろな人から発言が増えてきた「障害者差別解消法とウェブアクセシビリティ」のこと、そして、なぜか「いいね」がたくさんついた
「WAI-ARIAを使え」「HTML標準を素直に使えばアクセシブル」どっちも正しくなくて「支援技術で実際に確認してください」だけを言い続ける人になります
あるいは
日本のウェブアクセシビリティの実装に必要な情報の整備──ウェブアクセシビリティ基盤委員会作業部会2
みたいなことを話します。
オルタナティブとa11y
a11yは「アクセシビリティ」のことです。
上記のトークのプロポーザルで私は
オルタナティブな視点や興味がなければ、この分野には足を踏み入れることもなく、継続もしなかったでしょう。そんな自分自身の経験を振り返りつつ、情報アクセシビリティの世界をご紹介します。
と書いていました。これを書いたころ、私はまだ「オルタナティブとアクセシビリティ」の関わりにこだわっていました。
簡単に言えば、大多数の人と違うコンピューターの使い方をするのが楽しい、大多数の人が使わない方法でウェブを使ってみると、思いがけない発見がある、みたいなことです。
ですが、HTMLやWCAGについて丁寧に考え直して最近、私は「オルタナティブよりも大事なこと」 に気づきました。
なぜ WAI-ARIA には labelledby や describedby といった「相互参照」の機能があるのか。
なぜ代替テキストの文字数が多いと miChecker は警告をするのか。
「スクリーンリーダー用の代替コンテンツ」そのものが非推奨だから。
スクリーンリーダーユーザのために補いたいことがあるなら、それは「すべてのユーザーに読めるように作れ」である。
「テキストによる代替」が必要なのは「非テキストコンテンツ」だけなんですね。。
ということで、「試して遊ぶ!」のときには言っていた「オルタナティブ」→「代替テキスト」→「アクセシビリティ」という言葉遊びをやめました。
明日の登壇の前に、あらかじめ言い訳をしました。
ARIA-Barriers
12月にデビューしてそれっきりのバンドみたいですが、新作を発表できるべく、メンバー一同頑張っています。
温かく見守ってください。