NVDAユーザ会広島(代表:西本卓也 nishimotz [at] gmail.com )は2011年6月13日に最初のミーティングを行いました。
会場での参加者は4名(視覚障害をお持ちの方1名を含む)でした。
また Ustream 配信を行いました(ユニーク視聴者数13)。Twitter経由でのご発言もいただきました(Togetter まとめ)。
より詳しい議事録(案)はこの記事の後半にまとめます。
今後の活動方針について議論し、 nvda-hiroshima メーリングリスト(Google Groups)を作りました。
今後、メーリングリストへの登録を入会の手続きとみなし、ただし会費は無料とします。
詳細な規約や運営についてはひきつづきメーリングリストで議論します。
今後、広島を中心にパソコンボランティア、Webアクセシビリティ、オープンソースなどのイベントに参加していきます。
また、NVDA 本家コミュニティ、NVDA日本語化プロジェクト (NVDAJP) などにも積極的に参加していきます。
NVDAユーザ会広島 2011年6月13日
議事録(案)
敬称を略します。
議題1:2011.1.1j2 のリリース計画。
ユーザーガイドの改訂について。西本から作業の方針と進捗を報告した。
議題2:日本語点字ディスプレイ対応の実装。
新家から現状の報告、その後議論。
すでに DirectBM 対応ドライバでカーソル制御と6点入力が可能だが、スクロールはできない。入力は InputGesture ベースで処理。
8点漢字や6点漢字であればテーブルルックアップだけで実装できるのでは、という提案も。
現在の本家の実装に「ひらがな・カタカナ」テーブルを追加するのは可能。braille.py の TABLES のエントリを追加するだけ。テキスト解析と分かち書きの処理をどこに入れたらいいか要確認。
なお BM46 は互換モードで使うと brltty で使えるので、英語環境の挙動は確認できる。
デモ機を(UAI研究会の活動として)お借りしている。期間は7月末まで延長していただいた。
メーリングリストでの要望として、ブレイルメモ、ブレイルテンダーへの対応。
ブレイルセンス オンハンドの要望もある。プロトコルやAPIが公開されているかどうか。
議題3:チケットの確認。
重複しているタスクや完了とみなせるタスクはステータス変更。
マイルストーン機能も活用する。
チケット25031への対応は NVDAHelper の拡張で。
議題4:メーリングリストでの話題の確認と検討。
コピーしたときに自動読み上げ。チケット25053のページでプラグインによる実装を公開。
簡易レビューモードはまほろばさんの記事が参考になる。基本的にオフにしないのがよいという話。
「ペインってなんですか」など。「よくある質問と答え」をまとめたい。
普及のための教材整備。無料であるだけでは普及しない懸念。
ボランティア・支援者が無料で手に入れられることがメリットという期待も。
議題5:テキスト解析の辞書整備。
読み誤り収集サイトの説明(西本)。点訳との処理の共有を。
音声にするときの読み付与と、点訳するときの分かち書きの両方を意識して辞書整備する必要。
mecab 辞書に分かち書きのための属性を追加する?
議題6:本家の開発動向。
本家チケット149のspeechCommandsの説明など。
行単位ではなく「文の終わりを検出して音声合成を行う」という実装への移行。
議題7:イベント参加の検討。
10月1日にオープンソースカンファレンス広島。
議題8:関連団体の確認と今後の活動。
本家コミュニティ、日本語化プロジェクト、UAI研究会。
広島VICとの交流も。