WEB TOUCH MEETINGで喋りました

3月24日に「第45回 WEB TOUCH MEETING」で、広島の皆様に、NVDAとアクセシビリティについてお話をする機会を(やっと)いただきました。

雰囲気はATND(参加者リスト)とかTogetterまとめとかeielh さんのブログとかご覧下さい。
終了後もいろいろな方に声をかけていただき、Facebook にリクエストをいただくなど、感謝しています。

前日NVDA日本語版開発スナップショット jpdev120323 の作業をしていて、24日は昼間 NVDA ユーザ会広島の勉強会(Python&自然言語処理)でした。3月24日のツイート一覧。長い一日でした。コーヒーばかり飲んでいたので、帰宅しても眠れず。。

準備したスライドをほとんど使わないで、アドリブで喋ってしまいました。
録音も録画もないのですが、思い出せる範囲で書きとめておきます。


自己紹介。去年の春、大学教員を退職して東京から広島に帰ってきた。
NVDAユーザ会広島の相方である新家さんの紹介。
自分は音声技術やアクセシビリティの研究をしてきた。広島ではVIC(広島市視覚障害者情報支援センター)の活動にも参加。

世界の動向。Webアクセシビリティの分野でNVDAという無償ソフトの評価が高まっている。
どんなソフトなのか?音声と点字による出力。点字ディスプレイの実物で実演。

W3C WAIと日本のJIS X8341-3の話。
AS(アクセシビリティ・サポーテッド)としてWAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)が取り上げるNVDA。
標準化の国際協調のためにNVDA日本語化が重要。

画面の拡大。キーボードショートカット。障害者にとってのWebの意義。
埋め込みオブジェクトの操作の実例。ミツエーリンクスのポッドキャストをNVDAで。

NetReaderによるWeb閲覧。ページ内で何十回もキーを叩いて目的の情報へ。ぶつかるまで端っこかどうか分からない。
構造をマークアップすればナビゲーションが効率化。1の10,2の10のような位置の呈示。
見出しジャンプをYahoo Japan のサイトで実演。
メニュースキップを福祉情報工学研究会のサイトで実演。
JAWSやPC-Talkerの価格。NVDAとFirefoxをNetReaderライクに使える。点字ビューアー機能。

日本語版の取り組み。音声エンジンの速さや韻律の調整。アーリーアダプターとしての支援技術。
かな漢字変換の詳細読み。
最後に便利な機能の紹介:ヘルプモード、要素リスト。
Firefox操作ガイドNVDA.jpサイトの紹介。
日本語版から本家への貢献が今年の課題。

質問。音声や点字についての日本語固有の困難?テキスト解析の違いが大きい。

終了後につぶやいたこと、思い出したこと:
つい実演しながら言ってしまいましたが「スクリーンリーダーのショートカットキーは指がつりそうな操作が多い」のです。Emacsのanythingのような「状況に応じて賢く応答する対話インターフェース」が支援技術にも求められています。Apple Siri のような音声対話だけでなく、もっと幅広い可能性があります。それは先日の言語処理学会 NLP2012 の招待講演で市川先生が言及された支援技術の将来展望に重なると考えています。

直前の Windows 8 CP のご発表とのつながりで「キーボードで快適に生活する方向性とスクリーンリーダーの方向性は近い」ということも感じていただけて、よかったです。Metro メニューは上下左右のカーソルキーで操作できます。日本語版の Windows 8 CP には日本語音声合成エンジンがやっと搭載されたので、ぜひ「ナレーター」やNVDAでお試しください。

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