nvdajp プロジェクト は、無料でオープンソースのWindows用スクリーンリーダー NVDA を日本のユーザーのために改良した日本語版 2011.3j を公開しました。通常のインストール版と、インストールが不要なポータブル版があります。
スクリーンリーダーはコンピュータの画面上に表示される情報を、音声や点字に変換して出力できるソフトウェアです。
NVDAは、視覚に障害をお持ちの方が余分なコストをかけずにWindowsを利用するために役立ちます。
またWebアクセシビリティに配慮したソフトウェアやコンテンツを作成したい人にも有益なツールです。
音声や点字で出力している情報を、画面上のウインドウ(スピーチビュアー)で確認することもできます。
メッセージやドキュメントの日本語化は、現在はNVDA本家のリリースに取り入れられています。
現在のこのプロジェクトの主な活動は、日本語のかな漢字変換(IME)の読み上げ対応、オープンソースの日本語音声合成エンジン(JTalk)、日本語の点字ディスプレイへの対応です。
バージョン 2011.3j は、JTalk の音質を改善し、声の高さや抑揚の変更を実現したことに加えて、日本語入力に関しても、再現性の高いいくつかの不具合を解決しています。また、日本語入力の読み上げサポートを無効化できるようになったので、この機能を使わない場合はより安定した環境でお使いいただくことができます。
ただし、一部の機能は開発途上のものです。不完全な部分があることをご了承ください。
nvdajp プロジェクトに関するお問い合わせ先: リリース担当 西本 nishimotz atmark gmail.com
NVDA日本語版 2011.3j 公開
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