LT駆動開発 01 – 発表することで勉強しように参加してきました。
テーマを設けずにみんなでライトニング・トークをして発表のスキルを磨こうということで、今回が最初の勉強会でした。
今後は定期的に開催されるとのことです。
誰でも気軽に入れるようにしたいという気持ちはわかるのですが、主催者が「裏でこっそり」はよくないかと。。みんなでちょっとずつ会場代を負担させてもらいました。
「会場費を払うスポンサー 緩やかに募集」だそうです。
私は WAI-ARIA と NVDA というテーマでしゃべりました。デモの段取りが悪くてすみませんでした。。
スライドにも書きましたが、喋ったこと、喋るべきだったことを「ふりかえり」しておきます。
日本語スクリーンリーダーとWAI-ARIAというブログ投稿によると、 NVDA 日本語版は日本語環境で使えるスクリーンリーダーとしては WAI-ARIA 対応が充実していると言えるでしょう。
しかし Windows 以外の環境である Mac や iOS, Android などにも目を向けると、モダンなブラウザはどれも WAI-ARIA などのアクセシビリティ規格への対応を進めており、しかも OS 標準のスクリーンリーダーが無料または安価に利用できるわけです。
モダンなWebアクセシビリティ環境を、誰にでも使えるようにするための手段が、オープンソースのスクリーンリーダー NVDA ということになります。
海外では最近 Window-Eyes for Office の無料提供が発表されて状況が変わりましたが、日本ではまだ無料のスクリーンリーダーといえば NVDA 日本語版だけという状況です。
Windows のバージョンにかかわらず最新版を利用できる Firefox と NVDA という組み合わせは、いずれWeb制作者がスクリーンリーダー利用者に推奨せざるを得ないようになると思っています。
今回は「王道としての説明」で、ランドマークなど「マークアップに意味的構造という属性を追加する」話をして、「邪道としての説明」で、ライブリージョンという機能がWebアプリケションから音声合成エンジンを叩く方法として使えることを話しました。
後者は広島市の動画サイトの実例があり、NVDAとFirefoxの組み合わせで使ってくださいと書かれています。
WAI-ARIA についての自分の覚え書きページに、その他のリンクや情報を書いています。
そういえばAngularJS と NVDA という記事も去年に書きました。AngularJS はアクセシビリティを損なわずに開発を効率化してくれそうで、よさそうだなあと思って、それっきりでしたが、今日のLTを聞いてまた何かに使ってみようと思いました。。
おまけ、自己紹介で触れた話:Higglety Pigglety Pop! or There Must Be More to Life