モバイル見積もり勉強会 IN 広島に行ってきました。
下記のような見積もり勉強会が最近関西や東京で開催されるようになり、ぜひ広島でもやろうと企画されました。
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カレー屋チェーン店公式アプリの仮想案件をみんなで見積もってみた #モバイル見積
最少催行人数が最初は10人だったはずですが、けっきょく9人で開催。
あの人が東京から駆けつけて、お土産の東京ばな奈が美味しかったです。ありがとうございました。
発注側役から、架空案件とは思えないほど具体的に準備された資料が提示され、チームに分かれて見積もりです。
3チームを作れるほどの人数が集まらず、3人ずつの2チームとなりました。
私のチームは「最初にリスクを洗い出す」ということで、ハイブリッドよりもネイティブアプリのほうがリスクが少なく安全な見積もりができるという話に。なるべく早くベータ版をストア登録申請する、といった提案が盛り込まれました。また、管理工数として週1回の打ち合わせに相当する費用が計上されました。
項目ごとの人月を決めるときには、まず相対的な作業量の見積もりをして、最後にそれぞれの項目に係数をかける、というやりかたをしました。
もう一つのチームはHTML5を使う提案だったり、「これがあったら喜ばれる」という工夫が盛り込まれていたり、こちらのチームといろいろ違っていて興味深かったです。
相見積もりの金額のばらつきは技術者の見解の相違であり、発注側の要注意ポイントになる、だそうです。
ディスカッションでは、受注者としての日頃の苦労や工夫、この案件のどこがどう「地雷」なのか、興味深い「ここだけの話」がたくさんありました。
「見積もりをどうすると発注者・受注者ともに良いかを考えましょう」というのがこの勉強会の目的だったはずなので、帰宅して改めて考えてみたのですが。。
私のチームの人は「本当は正確な見積もりなんかできない」「要求通りに作っただけでお客さんのニーズが満たせるとは思えない」という本音がありつつ、今日は時間がないのでとにかくルールに従って数字を埋めた感じでした。もっと「アジャイルな開発」「リーンなスタートアップ」をやりたい受注者は、今回のような見積もり要求に対してどのように応えるべきなんでしょうね。。
「発注者は機能に対してお金を払いたい」
「受注者は人と時間の拘束に対してお金を受け取りたい」
この現実のギャップを垣間見た一日でした。
残念ながら参加者が少なかったので、広島でまたこういう見積もり勉強会が開催されますように、という期待を込めて、見積もりの苦手な私がこうしてブログを書きました。
モバイル見積もり勉強会 IN 広島に行ってきた
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