NVDA日本語版 2014.3jp 公開

無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、2014年9月12日に NVDA 2014.3jp をリリースしました。
ダウンロード
バグ報告やお問い合わせは
チケットシステムへの新規チケット登録
またはメーリングリストにお願いします。
メーリングリストのご案内
メールアドレス nvdajp@nvda.jp への私信でのご連絡につきまして、バグ報告、ご要望、使い方の質問などには、原則として個別にお返事をいたしませんので、ご了承ください。
日本語チームとして対応させていただく場合には、ご連絡の内容を、個人を特定できないように編集したうえで、チケットシステムで公開して検討させていただきます。
このリリースは NVDA 本家版 2014.3 に基づいています。
NVDA 日本語版 2013.3jp 以降の正式リリース版および公開ベータ版で「自動的に確認してNVDAを更新する」を有効にしている場合は、このリリースを新しいバージョンとして通知します。
NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
Windows 8.1/8, 7, Vista, XP(SP3) の32ビット版および64ビット版に対応しています。
Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
オーストラリアの非営利法人 NV Accessがリリースする NVDA は、Michael Curran, James Teh の両氏が中心となって開発を行い、世界のコミュニティが支援しています。
NVDA は多くのアプリケーションに対応し、インストール不要で利用できるポータブル版、アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
2014.3 では Microsoft Word, Excel, Outlook, PowerPoint への対応の改善などが行われています。
NVDA最新情報(本家版のバージョンごとの変更点)
NVDA は世界40以上の言語に対応していますが、音声エンジンと点訳エンジンは日本語に対応していません。
そこで NVDA 日本語チームは、日本語音声エンジンと点訳エンジンを搭載した NVDA 日本語版を独自にリリースしています。
以下は日本語版 2014.3jp での変更点の概要です。
(1)日本語点字とコンピューター点字(NABCC)の併用モード
点字設定「カーソル位置の単語をコンピューター点字に展開」の表記を「コンピューター点字(NABCC)を使用」に変更しました。
このオプションは点字出力テーブルが日本語6点情報処理点字の場合に、今までのバージョンでは無視されていました。
このバージョンからは、このオプションを有効にすると、NABCC で表示できる文字は NABCC で表示し、その他の文字を日本語6点点字で表示します。
日本語情報処理点字や外字符、外国語引用符は使用されません。
数字はいわゆる下がり数字、アルファベット大文字は7の点、タブ文字は「7の点」で表現しています。
さらに、このオプションが有効の場合は、Windows コントロールやブラウズモードで
チェックボックス chk
ラジオボタン rbtn
などの略語表記が使われます。
このオプションはいままで既定値で有効になっていましたが、このバージョンから日本語版の既定値を無効にしました。
以前のバージョンの仕様でお使いになりたい場合は、このオプションをチェックなしにしてください。
(2)日本語入力(テキストサービス)での文節ごとの候補の読み上げ
テキストサービス (TSF) に対応した日本語入力システムとアプリケーションで、文節ごとの選択状態の通知が可能になりました。
なお、複数文節の日本語変換をした直後だけは、すべての文節の文字を説明するように仕様を変更しました。
(3)「英数カナ」モードの点字ディスプレイへの通知
「英数カナ」キー操作による入力モードの変更を、点字ディスプレイに通知するようになりました。
(4)テキスト編集で改行を通知するオプションの追加
日本語設定に「テキスト編集で改行を通知」オプションが追加されました。
このオプションを有効にすると、テキスト編集中にエンターキーが押されたときに「改行」を通知します。
ただし日本語入力の確定操作でエンターキーが押されたときには通知しません。
キーボード設定「入力キーの読み上げ」がチェックなしの場合はこの通知は行いません。
この機能はアプリケーションによっては正しく動作しない場合があります。
既定値ではこのオプションは無効になっています。
(5)コマンドキー「半角全角」「無変換」の読み上げの修正
コマンドキーの読み上げを有効にした場合や入力ヘルプモードなどで、「半角全角」「無変換」などが「IMEノンコンバート」「IMEチェンジステータス」などと読み上げられていた問題を修正しました。
(6)その他の修正

  • Excel などの見出し自動通知を点字ディスプレイ出力で有効にする
  • IME を独自に制御するアプリで読み上げの重複を回避するオプションの提供
  • タブを含むテキストで点字ディスプレイ出力がずれる不具合の修正
  • Unicode点字文字列をそのまま点字出力できるようにする
  • Windows 8 の Win+スペース 操作のあとでフォーカスが戻らない不具合への対策
  • TeraTerm に ATOK で日本語入力するとエラーが出る不具合への対策
  • 点訳エンジンが「二十一二」「二十二三」など漢数字の連続を誤変換する不具合への対策
  • 日本語入力のプリエディット文字列が不正確に通知される不具合への対策
  • 音声エンジンが英語の場合の「アルファベットをフォネティック読みする」の動作の修正

詳細は「NVDA日本語版の説明」をご確認ください。
NVDA日本語版の説明 バージョンごとの変更点
NVDA日本語版が対応しているソフトウェアと点字ディスプレイ
MD5 ハッシュ値は以下の通りです:

431e1c1eb9dd9d138b52e59d374740b8 nvda_2014.3jp.exe

2014年9月6日に開催した NVDA ワールド 2014 東京の録画・録音・スライドを公開しています。
NVDA日本語チーム活動報告
NVDA日本語版 ダウンロードと説明