音音研

次回の音音研を以下の内容で予定しております。ぜひお誘い合わせの上お越しください。

  • 2008年10月20日(月曜日)18:40-
  • 場所:東大本郷 工学部6号館140号室
    • (東京大学 大学院 情報理工学系研究科 システム第一研究室)

大竹孝司先生(E-Listening Lab)の御講演を予定しています。

  • テーマ:「語彙の活性化のメカニズムと言語遊戯(空耳アワー)」
  • 概要:音声言語の意味理解は音声の中から語彙を認識することによって実現されるが、この仕組みをモデル化して解き明かすことが語彙認識の研究の目標である。本発表では1言語話者の心的辞書がL2の音声入力によって活性化する可能性を検証する。分析対象の言語遊戯は「空耳アワー」と呼ばれるものである。分析から明らかになったことは1言語使用者であっても無意味な心的辞書が活性化される可能性が示唆された点である。

ここ数年、私が了解度・話速・心的辞書に関する研究を進めていくうちに、日本語のモーラ知覚などに興味を持ち、大竹先生の御研究を知りました。今回は多くの方に馴染みやすい内容を考慮して、上記の話題を提供していただくのですが、私は自分の問題意識をぶつけさせてもらい、議論を盛り上げたいと思います。