Galatea for Linux の動作検証のために、いつも使っている Vine Linux とは違うディストリビューションを使ってみました。
USB メモリから起動する Knoppix 5.3.1 環境を作ったところ、Let’s Note で 3D が有効になり FSM が 24fps くらいで動作しました。GalateaTalk (gtalk) からのオーディオ出力で若干不都合があったり、ウィンドウマネージャ(compiz fusion)が FSM 関連で怪しかったり、いろいろ不満はありますが、USB メモリで OS ごと持ち歩けるGalatea が現実的になりつつあると感じました。
Knoppix で動いたので、同じく compiz に対応している Ubuntu Linux 8.04.1 (wubiを使用)で Galatea for Linux の動作検証を行いました。ただし3次元ウィンドウマネージャの動作を確認したら、GNOMEの設定で視覚効果を無効化した方がよいようです(FSM の不具合はこれで解決しました)。
Thinkpad の内蔵音源がうまく動かなかったですが、ALSA をアップデートするのは面倒だったので、ノートPCの内蔵音源を無効化してUSBオーディオを使ったところ、音声認識・音声合成の動作も良好でした。
SRM は Julius 4.0.x ベースになり、ALSA がデフォルトになりました。OSS で動かすためには以下の設定追加が必要でした。
[SRM/srm.init] set Input.from = oss
最後にひとこと。Ubuntu には久々に興奮しました。ALSA の不都合が惜しいですが、ディスプレイ出力の切り替えなどノートPCに固有の機能もかなりサポートされており、全体的によくできていると思います。