NVDAユーザーガイド日本語訳の改訂作業

現在 NVDA 2011.1 のユーザーガイド日本語版の改訂作業を行っております。 5月中旬の公開を目標にしていましたが遅れて済みません。
皆様に見ていただける状態になったので、NVDA 2011.1 ユーザガイド日本語版 6/21 版 を私のサーバーに置きました。NVDA 2011.1.1j2 (仮称)をリリースするまで、期間限定で公開します。
これまで(私が日本語化プロジェクトに参加する前に)有志の皆様が翻訳してくださったユーザガイドに、本家(英語版)で新たに書き加えられた説明を追加するなどして、最新の機能や設定メニューに対応させる作業を行いました。
特に、仮想バッファーの説明(要素リスト、埋め込みオブジェクトの操作など)は、分かりやすくなるように配慮しました。
また、英語ドキュメントに書かれている点字ディスプレイの説明を訳出しました。日本語点字ディスプレイ対応の作業をすすめるに当たっていろいろ勉強になりました。ルーティングは日本ではタッチカーソルと呼ばれているそうで。。
不明な点はいろいろ操作しながら作業をしたので、私はとても勉強になりました。
さらに表記のバラつきの統一などを行う予定ではありますが、もしお気づきの点がありましたら、お知らせいただければ幸いです。
なお、NVDA 本家が 2011.2 beta 1 をリリースしました。去年は2010.2のリリースは10月末でしたが、今回はブランチを切ったと思ったらその日のうちにベータ1なので、正式版も去年より早くリリースされるかも知れませんね。。
日本語版の作業も進めていきますので、よろしくお願いします。

Comments

“NVDAユーザーガイド日本語訳の改訂作業” への2件のフィードバック

  1. NVDAの日本語対応へのご尽力、感謝しております。
    自分には、マニュアルを訳すだけの英語力がないので、とても助かります。
    気になったところを書かせていただきます。
    (ほとんどは、旧バージョンから変更になったところです)
    (1)1つのコマンドの追加
    6.1. システムフォーカスによる移動
    NVDA制御キー+Endキー:表示されていれば、現在のアプリケーションのステータスバーを読み上げます。さらにナビゲーターオブジェクトも移動します。
    (2)3つのコマンドの削除(nvda 2010.2 で削除されました)
    6.3. オブジェクト内の移動
    NVDA制御キー+Shift+テンキー4: 前のオブジェクトに移動(親子オブジェクトの境界を自動的に越えて、前に移動)する
    NVDA制御キー+Shift+テンキー6: 次のオブジェクトに移動(親子オブジェクトの境界を自動的に越えて、次に移動)する
    NVDA制御キー+テンキー プラス(+): 全てのオブジェクトを通知する (現在のオブジェクトから読み始め、流れに沿って次々と移動する)
    (3)2つのコマンドの削除(6.6. マウスによる移動 と重複しています)
    6.3. オブジェクト内の移動
    NVDA制御キー+テンキー スラッシュ(/): 現在のオブジェクトにマウスを移動する
    NVDA制御キー+テンキー アスタリスク(*): ナビゲーターオブジェクトをマウス位置へ移動する
    (4)文字の詳細読みについての説明がありません
    テンキー8(ラップトップ NVDA+i): レビューカーソルの行を読み上げ
    =レビューカーソルの行を読み上げます。 2度続けて押すとスペル読みします。 3度続けて押すと文字の詳細読みをします。
    テンキー2(ラップトップ NVDA+カンマ): レビューカーソルの文字を読み上げ
    =レビューカーソル位置の文字を読み上げます。 2度続けて押すと文字の詳細読みをします。 3度続けて押すと文字コードを読み上げます。
    (5)訳注として以下の情報を追加してはどうでしょうか
    10.3. Microsoft Speech API バージョン 5
    Microsoft 日本語音声合成エンジンのご提供について
    http://www.microsoft.com/japan/enable/7narrator/default.mspx
    以上、修正いただけると助かります。

    1. 御指摘ありがとうございました。