「アクセシビリティの祭典 2019」登壇

2019年5月16日、Global Accessibility Awareness Day に合わせて神戸で開催された「アクセシビリティの祭典」にて、今年もセッション登壇と NVDA の紹介ブース出展をさせていただきました。

リンクなど

アクセシビリティの祭典2019 公式サイト
Togetterまとめ
西本のセッション「スクリーンリーダーで使いやすいサービスやアプリを作りたい技術者の声」スライド
おことわり:動画と一部画像を削除しています。

セッション登壇のふりかえり

どうしてこういうタイトルになったのか、疑問ですよね。その疑問に答える時間すらなかったですね。。
最初に打診をうけたときから「若い人と一緒に登壇してもらう予定」と聞いていたのですが、まったく打ち合わせや準備が進まないまま3月になり4月になり、事前告知や情報保障のためにタイトルや内容を出すタイミングがやってきました。
私は「質問を受けて答える」というセッションのわき役のつもりでいたので、どんな質問が出てくるかわからないタイミングで私がタイトルを出すことになり、もしかしたら「私がひとりでエモい話をする」ことになるかも、と考えていました。
私は NVDA というスクリーンリーダーの開発にコミュニティとしてかかわる一方で、スクリーンリーダーとは関係なく、ソフトウェア技術者として仕事をすることもあります。
ですが、可能な限り、私が関わる仕事は「アクセシビリティを配慮した仕事」でありたいと思っています。
そうでないと恥ずかしいというか、気持ち悪いからですね。。
なので私自身が「スクリーンリーダーで使いやすいサービスやアプリを作りたい技術者」です、と言いつつ、この「仮のタイトル」を運営の皆さんに伝えて、それがそのまま最終的なタイトルになりました。
もし企画が変わってしまって、このタイトルに沿って私が自分の集めている情報や自分の試行錯誤したことなどを喋れば、(あまり盛り上がらなかったと思うけど)いちおう40分は喋れるつもりでした。
今年の CSUN でも、どっちかというと政治的な話ではなく、テクニカルな話ばかり聞いてきましたからね。。
ひととおり情報が公開されたあとで、4月末から連休が始まり、そのさなかに「かずと君」との打ち合わせをしました。
そこで本人から直接伝えられた質問は、セッションで紹介した通りなのですが、「たぶんこういう理由ですね」などと打ち合わせの途中で私が答えたことは、数日かけて詳しく調べてみたら、見込み違いだったものもありました。
どれもちょっと技術的に深い内容で、「ユーザーはこんなことをこんな風に気にしながら NVDA を使ってるんだなあ」と感じさせる興味深いテーマでした。
私が回答を作っているあいだに神戸ではビデオの収録が行われました。
届いたビデオを確認しながら私がしゃべる内容と分量を調整したら、「サービスやアプリの開発者としての自分のネタをしゃべる時間はない」ということがわかりました。
結果的にタイトルはそのままだけど「かずと君からのNVDAのマニアックな質問に答えつつ、スクリーンリーダーを知らない人にもなんとかついていけるように配慮したセッション」として準備を進めました。
当日はどうやら「技術者の声」とタイトルにつけたことが幸い(災い?)したのか、スクリーンリーダーのマニアでない人はブースを見に行ってしまったようですね。
Twitter を読み返しても、わかってくれる人がニヤニヤしながら盛り上がってくださったようです。
「スクリーンリーダーで使いやすいサービスやアプリを作りたい技術者の声」は、私の登壇中に Twitter でつぶやいてくださった皆様の声でした。たぶん。
盛り上げていただいてありがとうございました。
なお、神戸で収録されたビデオが届いて、最後のファイルを見るまで、私は、自分が打ち合わせをしていた相手が ミュージシャン「かしわもちかずと」さんであることに気づいていませんでした。。
セッションは学校の授業で参加できなかったという彼は懇親会で素晴らしい演奏をしてくれました。ありがとうございました。

ブース出展のふりかえり

NVDA は使ったことがあるけど、よくわからなかった。怖い。もう触りたくないと思った。
ブラウズモードってなんですか? 必要あるんですか?
などと声をかけてくださった Web 製作関連の人がいらっしゃったので、丁寧にご説明をしました。
「わかりました。もういちど頑張ってみます」と言って立ち去って行かれました。
無料でダウンロードできるツールとはいえ、やっぱり対面でご説明する場はあったほうがいいんだなあと感じました。
NVDA を知らないという人とも、そうでない人とも、たくさんお話ができてよかったです。
いつの間にかブースで時間を使ってしまい、あまりセッションを聞けませんでしたが。。
配布物やポスターなど、あまり丁寧に準備できていないのが課題だと思いました。
これからもよろしくお願いします。