ひさしぶりにはてなブログを使ってみました。
こちらをご参照ください。
7月に「2023年夏」という記事を書き、まだ夏は続いていますが、今月も近況をまとめます。
スクリーンリーダー NVDA の開発拠点、オーストラリアの非営利法人 NV Access は NVDA Expert という認定試験を行っています。
もう2023年も後半ですが、やっとNVDA Expert 2022の認定試験を受験して、無事に合格しました。
これは、NVDAスクリーンリーダーに関する全般的な知識を試す試験です。NVDAの基本トレーニング教材やユーザーガイド、その他公開されている情報源から、問題が出題されます。
NVDAは視覚障害者がコンピュータを使用するための支援技術で、画面上の情報を音声で読み上げます。この試験に合格すると、NVDAの使い方に熟練していることが証明され、他の人にNVDAの利用方法を教える能力を有していることが認められる、とのことです。
このオンライン試験は無料で誰でも受けることができます。試験に合格した場合、公式のリストにNVDAエキスパートとして記載されるための証明書を購入できます。まあ NV Access への寄付のようなものでもあります。
現在、オンライン試験は英語のみで提供されており、NVDAや他のアプリケーションはすべて英語に設定されていることが前提となっています。NVDA日本語版に慣れている人には、内容よりも英語のハードルが高いかも。
私はNVDAのドキュメントをずっと翻訳していますが、やはり「これってどうだっけ」みたいなことがあるなあ、と気づかされました。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)のサイトに下記のお知らせが掲載されました。
アクセシビリティ サポーテッド(AS)情報 検証結果の常時受付開始のお知らせ
ウェブアクセシビリティ基盤委員会 実装ワーキンググループ(今年度、私が主査をしています)は「アクセシビリティ サポーテッド」な達成方法の情報を提供しています。まだまだ充分ではありませんが。。
達成方法とは、ウェブコンテンツがウェブアクセシビリティの規格に適合するための具体的な技術や設計の方法を指します。これにはHTMLのマークアップ方法、JavaScriptの使用方法、CSSの設計など、様々な要素が含まれます。
達成方法の中には、技術的に可能であるものの、主要なブラウザや支援技術でサポートされていないものも存在します。そのような達成方法が採用されると、それが原因でアクセシビリティに問題を引き起こす可能性があります。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会では、アクセシビリティ サポーテッド情報を作成するための検証作業に協力してくださる方を随時募集しています。検証作業は、どなたでも参加可能で、いつでも実施することができます。下記をご参照ください。
ということで受付は開始したものの、協力者の人が困ることはないだろうか。
検証作業を行って、結果を入力して、といったことを、私自身も試そうとしているところです。
この作業の手順をご説明し、体験していただくオンラインイベントの開催を検討中です。
すごい広島 IT初心者の会 [77] : 2023年8月30日 19時から21時
「すごい広島」は、広島を拠点に毎週水曜日に開催されているIT系のもくもく会です。一方で、月の最終水曜日は特別に「すごい広島 with Python」として開催し、Pythonに興味がある方々が集まり、LTや情報交換を続けていました。
2023年8月からは、このPythonに特化した会合が「すごい広島 IT初心者の会」に進化します。一方で2022年12月から連携してきた地域 Ruby コミュニティ Hiroshima.rb ともひきつづき交流したいと考えています。
「初心者」コミュニティとあえて名付けたことを補足します。
私たちは初心者の人々がプログラミングを楽しみ、新しいスキルを学び、自分自身を成長させることができる環境を提供したいと考えています。私たちはRuby、Pythonなどのプログラミング言語を中心に、広島で初心者が楽しく学べる場を提供し続けます。
ただし、「初心者」という言葉は私たちのコミュニティが限定的であることを意味するものではありません。私たちはすべての人々を歓迎します。初心者でない方も大歓迎です。むしろ、経験豊富な方々には、初心者の方々を温かくサポートしていただきたいと考えています。
私たちは、このコミュニティが互いに敬意を持って接する、学びと成長の場であることを重視しています。そのため、初心者の方を不快にする行為や発言はご遠慮いただきます。初心者の方に安心して参加していただくために、きちんと運営します。
2017年「すごい広島 with Python」という名前でPython初心者向けの勉強会(Python Boot Camp in 広島)のフォローアップを開始しました。それ以来「すごい広島」の一部として、初心者向けの活動を続けてきました。今後も、この信念を大切にします。
私自身の経験を付け加えると、年を重ねるにつれて、新しい技術やトレンドに追いつくのは確かに大変で、技術の基礎が重要であると改めて思います。新しいものを学びながらも、基本を大切にする、そんな場所で、一緒に学びたいと思っています。
テーマがプログラミング言語に縛られないようにしたので、アクセシビリティとかスクリーンリーダーの話をしたい人がいらっしゃるかも知れません。広島で私が最初に立ち上げようとしたのは NVDA の開発勉強会で、それがテーマとして狭すぎるという反省から Python の活動を続けてきました。なんだ、戻ってくるのか。。
「ペットについてのあれこれブログ」の記事を「タ」として書いています。
どういう読み手にどう届くのかあまり考えず、書きたいことを、自分のために書いていると、見失ったものを取り戻しているように感じています。
2023年の前半を振り返って近況をまとめます。暑中お見舞いだと思ってお読みいただければ幸いです。
「YAPCはYet Another Perl Conferenceの略で、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです」と YAPC::Kyoto 2023 のサイトに書かれています。
2024年に開催される YAPC::Hiroshima の運営をお手伝いしています。私はしばらく Perl を書いたり触ったりしておらず、YAPC もこれが初参加となりそうですが、せっかくなので盛り上げたい、楽しみたいと思っています。公式情報はまだありませんが、お楽しみに。
私が何を Perl で書いたか、思い出してみると、なぜか GLR (Generalized LR parser) を実装したような気がします。書いたものを気軽に公開するような時代ではなかったので、どこに行ってしまったのかわかりませんが。
実装といえば、今年度からウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)実装ワーキンググループ(WG2)の主査をやっています。ずっとAS情報に関する活動をしていましたが、アクセシビリティ方針作成や試験実施など、この分野のプロセス全般についての知識や経験ももっと必要と感じています。
私が最近見た動画を挙げておきます。
昨年まではNVDA日本語チームの所属、招聘専門家としてWAICに参加していましたが、今年度、株式会社シュアルタが会員組織になりました。
スクリーンリーダーNVDAを使ってアクセシビリティーチェックをするやり方の動画シリーズを freee の皆様のご依頼で制作しました。
社内でご活用いただく教材ですが、公開を前提として納品させていただく、私にとってもありがたい仕事でした。
動画で紹介する「良い例」「悪い例」の素材の整備もお手伝いをしました。
振り返ると「ビジュアルハイライトの不具合をいかにごまかしながら使うか」ということを頻繁に喋っていた気がします。もっとなんとかしなくては。
NVDA日本語チームにおける私の作業の報告は note @24motz に書いています。
以下の活動にひきつづき関わっています。
「Code for Hiroshima ユニバーサルマップ」プロジェクトをお手伝いしています。
今年から定例の「井戸端会議」にZoomを提供し、広島市内の公共交通施設の運営者との話し合いなどに参加しています。
シュアルタ「ペットについてのあれこれブログ」を夫婦で書いています。
私が書く記事を増やそうと頑張っています。
ペットブログを動画や写真でなく、文章メインで書いている人が少ないと、気づいてはいますが、読んでいますと言われたこともあり、驚きながらやる気を出しています。
とはいえ、動画も(せっかく仕事で技術を覚えたので)ペット方面で活用していくつもりです。
シュアルタをどういう気持ちでどう続けていくのか、自問していたら、「ソロプレナー」という言葉を見つけました。
2011年まで東京大学などで教育研究に従事した後、西本卓也はソロプレナーとして新たな道を切り開き、家族と共に株式会社シュアルタを設立しました。彼の目指すのは持続可能性とインクルーシブを重視した事業運営で、エンドユーザーと技術者への共感を大切にしています。
こういう文章は ChatGPT が手伝ってくれます。
これからもよろしくお願いします。