今回のHCGシンポジウムの原島先生とクリプトン伊藤氏の講演について考えている。
原島先生の「ループモデル」からアラン・クーパーの主張を連想した。
「機能を作ってからインタフェースを作る」のではなく「まずユーザにインタフェースを見せてフィードバックを得てから、そのインタフェースに機能を付与していく」というクーパーの提案は、彼が設計したとされる Visual Basic のコンセプトに繋がる。
原島先生のループモデルは「研究が完成してから成果を世に出す」のではなく「まず実装を世に出して評価を受けながら、要素技術を研究し、論文も書く」ということだと理解している。従来と順番を逆転させることで「社会にいかに受容されるか」を意識した研究開発を行う、という意味で、インタフェースと話がつながる。
(さらに…)
カテゴリー: general
-
研究とマーケティング
-
ブログ移転のお知らせ
はてなダイアリーから、私の個人ドメインである nishimotz.com に日本語ブログを移転しました。
今後、新しい記事はこちらのサイト(d.nishimotz.com)に書いていく予定です。
よろしくお願いします。 -
音声音楽研究会12/17
私が世話役をしている音音研(音声・音楽研究会)ですが12月17日を次回の開催日とします。
今年は私の不手際で開催回数も少なくなってしまいました。
そこで次回は、できるだけ多くの方にお話をしていただけるように、お一人5分の持ち時間で、なるべく全員の方に「ライトニングトーク」をしていただく、という趣向を考えました。
参加資格などはありません。また、次回も stickam 中継(やっぱりUstreamの方がよいのかな)を試したいと思います。