私が世話役をしている音音研(音声・音楽研究会)ですが12月17日を次回の開催日とします。
今年は私の不手際で開催回数も少なくなってしまいました。
そこで次回は、できるだけ多くの方にお話をしていただけるように、お一人5分の持ち時間で、なるべく全員の方に「ライトニングトーク」をしていただく、という趣向を考えました。
参加資格などはありません。また、次回も stickam 中継(やっぱりUstreamの方がよいのかな)を試したいと思います。
私が世話役をしている音音研(音声・音楽研究会)ですが12月17日を次回の開催日とします。
今年は私の不手際で開催回数も少なくなってしまいました。
そこで次回は、できるだけ多くの方にお話をしていただけるように、お一人5分の持ち時間で、なるべく全員の方に「ライトニングトーク」をしていただく、という趣向を考えました。
参加資格などはありません。また、次回も stickam 中継(やっぱりUstreamの方がよいのかな)を試したいと思います。
ネット中継による遠隔地からの参加の実験をしました。西本の実験の途中あたりから stickam.jp に接続しました(75個の音声を聞いていただいている間は時間があるのです)。
Twitterの@nishimotzで告知をしたところ、お一人の方に stickam でご参加いただけました。
使用したのは Thinkpad X300 の内蔵マイクおよび内蔵カメラでした。説明の文章も効果音もタイトルも何も準備できませんでした。
オランダの田中先生(音音研の初代主催者)も少しだけ stickam でご参加くださいました。音声も映像も比較的良好とのことでした。
現在は、田中先生のともした火を絶やさないように、私の無理のない範囲で続けさせていただいていますが、こうした形でご参加いただけたことを嬉しく思いました。
会場に来られた方の中には「ここに来ないで参加して、どんな風になるのか試してみたい」という興味をお持ちになった方もおられましたが、一方で「やっぱり会場で話を聞くのがよいのでは」という御意見もありました。
いずれにせよ、技術の進歩や普及によって、研究者コミュニティという場に新しい可能性が広がっていることを、ひしひしと感じています。
旧来のツール=メーリングリストだけでなく、ブログや YouTube などによる情報発信、twitter や stickam といったリアルタイムの情報共有ツールを利用することで、これから何ができるのか、どんな方々と交流ができるのか、ますます楽しみになってきました。
いまさらながら梅田望夫さんの「ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!」を読ませていただいた。
前々から気になっていた本で、とてもポジティブなメッセージを得ることができた。
書かれている主張にもだいたい納得できたが、自分の仕事の現場に当てはめて考えてみると、気になることがあった。
これを両立することが、意外に難しい。自発的に何かをしようとしている人の仕事に、スーパーバイザーが納得できなくて、つい手を出してしまう。
私もマイクロマネージャー的な性癖を持っている。頼んだ仕事のソースコードをのぞき込んで何か言いたくなる。常に口出しをし続けたいから、新しい技術や流行のプログラミング言語にいつも手を染めたいと思っている。
マイクロマネージすれば成果は出るし、マイクロマネージが「教育」になることも多い。だが、せっかく自発的にやろうとしていた人に対して、「こんなにダメ出しされるのなら自発的に動いても無駄だ」と思わせてしまうと、やる気がしぼんでしまう。結果的にマネージャー以外の人はどんどん無気力になる。マネージャーはマイクロマネージすべき仕事が爆発的に増加する。
こういう事例を考えると「未来を切り開く言葉」と「未来を真っ暗にする言葉」は紙一重なのではないか、と不安さえ感じる。だが。。。
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いま「自発性」が根っこに潜んでいると思われる問題が、世の中にも自分の現場にも山積している。そんな中で、先週末、茶人・陶芸家の為公史さんと久しぶりに会って話をして、気づかされた。
マイクロマネージされた部下が自発性を奪われるのは「部下に手柄を渡さないから」である。
曰く「究極のマネジメントは邪魔するふりして軌道修正する」のだそうだ。私はその極意に達することができるだろうか。。
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地域通貨が自発性をコントロールできる可能性についても、深く話し合った。
そういえば「人力検索はてな」や「Yahoo知恵袋」におけるポイントのやりとりも、一種の地域通貨なのかも知れない。
地域通貨にはいくつかユニークな特性がある。所持すること・使うことそのものの面白さ、金額という数字に込められる感情や感謝の気持ち、現実の通貨との価値換算を自由にコントロールできること、などなど。。
コミュニティが発行する通貨に止まらず、個人が通貨を発行し合って、自由に交換しあうと何が起こるだろう。年賀状をやりとりするように通貨を発行し合うことができたら、何が起こるだろう。。
とはいえ「誰かの役に立つことの喜び、内発的動機付けに気づけば、地域通貨は自然に必要がなくなる」というのが、子供キャンプで地域通貨を使い続けてきた為さんの意見だ。
こうした考察のプロセスは今後、私の個人プロジェクト “Slowly” でもお伝えしていきたい。