投稿者: nishimotz

  • NVDA日本語版 2014.4jp と NVDA ミートアップ東京 2015.1

    先週公開した NVDA 日本語版 2014.4jp のご紹介と、NVDA のイベント「NVDAミートアップ東京 2015.1」のお知らせです。
    無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、2014年12月3日に NVDA 2014.4jp をリリースしました。
    ダウンロード (i.nvda.jp)
    NVDA 日本語版 2013.3jp 以降の正式リリース版および公開ベータ版で「自動的に確認してNVDAを更新する」を有効にしている場合は、このリリースを新しいバージョンとして通知します。
    NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
    Windows 8.1, 8, 7, Vista, XP(SP3) の32ビット版および64ビット版に対応しています。
    Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
    オーストラリアの非営利法人 NV Access が GPL v2 ライセンスでリリースする NVDA は、多くのアプリケーションへの対応、インストール不要で利用できるポータブル版、アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
    2014.4 では NVDA の終了オプションなどの機能追加とバグ修正が行われています。
    NVDA 日本語チームは、日本語音声エンジンと点訳エンジンを搭載したNVDA 日本語版を独自にリリースしています。
    以下は日本語版 2014.4jp での変更点の概要です。
    (1)電子署名の対象ファイルを増やす
    ウイルス対策ソフトの誤検知を防止するために、本家版 2014.4 では従来よりも多くのファイルについて電子署名が行われます。
    日本語版においても本家版の対象ファイルと日本語音声エンジン等のファイルに電子署名を行うこととなりました。
    このバージョンからは Knowledge Creation Co.,Ltd. が電子署名を提供します。
    (2)ダイアログが必ず画面の中心に来るようにする
    常にデスクトップの中央に NVDA のウィンドウが表示されるようになりました。
    (3)既定の言語が日本語でない場合に JTalk が日本語を読み上げない不具合への対応
    JTalk 音声エンジンで言語の自動切替を有効にしている場合に、日本語の文字コードを含むテキストは常に eSpeak ではなく JTalk で読み上げるようになりました。
    (4)ユーザーガイドなどの翻訳の修正
    ブラウズモードで「リスト終了」を「リストの外」と通知するようになりました。
    その他の用語や説明についてもユーザーガイド等の修正を行いました。
    (5)点字出力に関する修正
    日本語点訳エンジンに関して以下の修正を行いました。

    • 郵便番号の記号などの点字
    • 日本語点訳で長音記号の直前の数字がカナになる不具合への対応
    • 点訳で数字とアルファベットのあいだに外字符が入らない不具合への対応

    (6)Skype for Windows Desktop 6.22 への対応
    詳細はNVDA日本語版の説明 バージョンごとの変更点をご確認ください。
    なお NVDA 日本語チームは NVDA のリリース周期に合わせて3ヶ月ごとにアンカンファレンス形式のイベントを開催することになりました。
    第1回目の「NVDA ミートアップ 東京 2015.1」は以下の通りです。
    日時 : 2015年2月7日 土曜日 13時00分から16時45分
    会場名 : 日本盲人会連合 日本盲人福祉センター(東京都新宿区西早稲田)
    アンカンファレンスとは事前にプログラムを決めない、参加者主導のミーティングです。 つまり、発表者が前もって決まっていません。
    時間枠だけが決まっていて、内容はその枠のオーナーが決めます。 内容としては、プレゼンテーションや議論、ワークショップ、開発スプリント、何かを試す(デモ)などが考えられます。
    主催者側は、時間枠を決める、オーナーを募集して最終決定する(当日募集)を行うのみです。 参加者は、複数ある枠から参加したいものを選び、参加することになりますが、面白くなければ、いつ離席してもいいというルールを採用します。
    このイベントは2015年に4回定期的に開催することを最優先に、最低限の人手や予算で運営する方針です。
    第一回はちょうど NVDA の次期バージョン 2015.1 のための作業の締め切り直前になる見込みです。
    NVDA の開発プロセスを共有しつつ、皆様と楽しく交流させていただく時間になればと思っています。
    西本の講演以外の内容は、当日集まる皆様の声で当日決まります。
    自発的に主体的にご参加いただける方を歓迎します。
    ご参加に関する個別のご要望には原則としてお応えできませんのでご了承ください。
    「NVDA ミートアップ 東京 2015.1」の参加お申し込み (connpass)
    NVDA 日本語版の情報
    NVDA 日本語チーム活動報告

  • すごい合同勉強会 in 広島 2014

    すごい合同勉強会 in 広島 2014 に参加してきました。
    広島市立大学の学園祭の企画になっていたとのことで、会場に向かうエレベーターを降りるとお化け屋敷の受付、という刺激的な環境でした。
    あいにくの雨でしたが、ライトニングトークのゆるい雰囲気と、プログラミング言語の本格的なトークの、バランスが取れたイベントだったと思います。

    私のトークは「NVDA日本語版の思い出(仮)」で、(仮)を取りそびれて最後までこれがタイトルになってしまいましたが、オープンソースソフトウェアのコミュニティを作ること、続けることについて話したかったのでした。。
    @nobkz さんのセッションで「勉強会の運営のために意見を抽象化する」という話があったのですが、お話したような事情もあり NVDAユーザ会広島 は活動を
    「広島地域での NVDA と Python の勉強会」
    に広げてみたいと考えています。
    いままでも NVDA 日本語版の開発のために Python の勉強をしました。
    自然言語処理、機械学習にも手を出したことがありました。
    Python のエコシステムにはこういうツールや参考書がいろいろあります。
    どの勉強会も同じだと思いますが、日程を決めて人を集めるのが難しいんですよね。。
    最初は NVDA と Python の二兎を追うという前提で、集まっていただける人のやりたいことをすこしずつ整理していきたいと思います。
    NVDAユーザ会広島には 招待制のメーリングリスト があるので、まずはお問い合わせいただければ幸いです。
    追記(2014-11-03)コメントをいただいたので「勉強会の内容を絞っていくために」から「勉強会の運営のために」に修正しました。
    ランチは広島市立大学から徒歩10分くらいの古民家カフェに(こっそり)行きました。

  • NVDA日本語版 2014.3jp 公開

    無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、2014年9月12日に NVDA 2014.3jp をリリースしました。
    ダウンロード
    バグ報告やお問い合わせは
    チケットシステムへの新規チケット登録
    またはメーリングリストにお願いします。
    メーリングリストのご案内
    メールアドレス nvdajp@nvda.jp への私信でのご連絡につきまして、バグ報告、ご要望、使い方の質問などには、原則として個別にお返事をいたしませんので、ご了承ください。
    日本語チームとして対応させていただく場合には、ご連絡の内容を、個人を特定できないように編集したうえで、チケットシステムで公開して検討させていただきます。
    このリリースは NVDA 本家版 2014.3 に基づいています。
    NVDA 日本語版 2013.3jp 以降の正式リリース版および公開ベータ版で「自動的に確認してNVDAを更新する」を有効にしている場合は、このリリースを新しいバージョンとして通知します。
    NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
    Windows 8.1/8, 7, Vista, XP(SP3) の32ビット版および64ビット版に対応しています。
    Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
    オーストラリアの非営利法人 NV Accessがリリースする NVDA は、Michael Curran, James Teh の両氏が中心となって開発を行い、世界のコミュニティが支援しています。
    NVDA は多くのアプリケーションに対応し、インストール不要で利用できるポータブル版、アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
    2014.3 では Microsoft Word, Excel, Outlook, PowerPoint への対応の改善などが行われています。
    NVDA最新情報(本家版のバージョンごとの変更点)
    NVDA は世界40以上の言語に対応していますが、音声エンジンと点訳エンジンは日本語に対応していません。
    そこで NVDA 日本語チームは、日本語音声エンジンと点訳エンジンを搭載した NVDA 日本語版を独自にリリースしています。
    以下は日本語版 2014.3jp での変更点の概要です。
    (1)日本語点字とコンピューター点字(NABCC)の併用モード
    点字設定「カーソル位置の単語をコンピューター点字に展開」の表記を「コンピューター点字(NABCC)を使用」に変更しました。
    このオプションは点字出力テーブルが日本語6点情報処理点字の場合に、今までのバージョンでは無視されていました。
    このバージョンからは、このオプションを有効にすると、NABCC で表示できる文字は NABCC で表示し、その他の文字を日本語6点点字で表示します。
    日本語情報処理点字や外字符、外国語引用符は使用されません。
    数字はいわゆる下がり数字、アルファベット大文字は7の点、タブ文字は「7の点」で表現しています。
    さらに、このオプションが有効の場合は、Windows コントロールやブラウズモードで
    チェックボックス chk
    ラジオボタン rbtn
    などの略語表記が使われます。
    このオプションはいままで既定値で有効になっていましたが、このバージョンから日本語版の既定値を無効にしました。
    以前のバージョンの仕様でお使いになりたい場合は、このオプションをチェックなしにしてください。
    (2)日本語入力(テキストサービス)での文節ごとの候補の読み上げ
    テキストサービス (TSF) に対応した日本語入力システムとアプリケーションで、文節ごとの選択状態の通知が可能になりました。
    なお、複数文節の日本語変換をした直後だけは、すべての文節の文字を説明するように仕様を変更しました。
    (3)「英数カナ」モードの点字ディスプレイへの通知
    「英数カナ」キー操作による入力モードの変更を、点字ディスプレイに通知するようになりました。
    (4)テキスト編集で改行を通知するオプションの追加
    日本語設定に「テキスト編集で改行を通知」オプションが追加されました。
    このオプションを有効にすると、テキスト編集中にエンターキーが押されたときに「改行」を通知します。
    ただし日本語入力の確定操作でエンターキーが押されたときには通知しません。
    キーボード設定「入力キーの読み上げ」がチェックなしの場合はこの通知は行いません。
    この機能はアプリケーションによっては正しく動作しない場合があります。
    既定値ではこのオプションは無効になっています。
    (5)コマンドキー「半角全角」「無変換」の読み上げの修正
    コマンドキーの読み上げを有効にした場合や入力ヘルプモードなどで、「半角全角」「無変換」などが「IMEノンコンバート」「IMEチェンジステータス」などと読み上げられていた問題を修正しました。
    (6)その他の修正

    • Excel などの見出し自動通知を点字ディスプレイ出力で有効にする
    • IME を独自に制御するアプリで読み上げの重複を回避するオプションの提供
    • タブを含むテキストで点字ディスプレイ出力がずれる不具合の修正
    • Unicode点字文字列をそのまま点字出力できるようにする
    • Windows 8 の Win+スペース 操作のあとでフォーカスが戻らない不具合への対策
    • TeraTerm に ATOK で日本語入力するとエラーが出る不具合への対策
    • 点訳エンジンが「二十一二」「二十二三」など漢数字の連続を誤変換する不具合への対策
    • 日本語入力のプリエディット文字列が不正確に通知される不具合への対策
    • 音声エンジンが英語の場合の「アルファベットをフォネティック読みする」の動作の修正

    詳細は「NVDA日本語版の説明」をご確認ください。
    NVDA日本語版の説明 バージョンごとの変更点
    NVDA日本語版が対応しているソフトウェアと点字ディスプレイ
    MD5 ハッシュ値は以下の通りです:

    431e1c1eb9dd9d138b52e59d374740b8 nvda_2014.3jp.exe

    2014年9月6日に開催した NVDA ワールド 2014 東京の録画・録音・スライドを公開しています。
    NVDA日本語チーム活動報告
    NVDA日本語版 ダウンロードと説明

  • NVDAワールド2014東京 終了しました

    2014年9月6日にNVDAワールド 2014 東京を開催しました。

    ご協力、ご支援いただいた、日本盲人会連合をはじめとする数々の企業、団体様、スタッフの皆様に感謝しております。
    ご来場者、インターネット配信の視聴者・聴取者の皆様にも、お礼を申し上げます。
    (さらに…)

  • NVDA 日本語版 2014.3jp 公開ベータ版

    NVDA 日本語版 2014.3jp 公開ベータ版のお知らせです。
    ダウンロード
    MD5 ハッシュ値は以下の通りです:
    d810fd1d51c1d0a3b777d6215c24f936 nvda_2014.3jp-beta-140811.exe
    この公開ベータ版は、NVDA 日本語版に対応したアプリケーションやアドオンの開発者、ウェブサイトの制作者などを主な対象として、正式版のリリースに先立ってテストや評価をしていただく目的で配布するものです。
    この公開ベータ版には評価用のデジタル署名がなされており、有効期限は2014年11月20日です。
    この期限を過ぎるとこの公開ベータ版は正常に動作しません。
    インストールしてこのベータ版をお使いになる場合は、ご使用後にアンインストールしていただくか、正式版がリリースされたのちに正式版を上書きインストールしてください。
    この公開ベータ版は NVDA 本家版 2014.3 の開発ブランチに基づいています。NVDA 本家版 2014.3 の正式リリース後に、正式な NVDA 日本語版 2014.3jp をリリースする予定です。
    一般的なご利用の場合は正式リリースまでお待ちください。
    NVDA 日本語版 2014.2jp で「自動的に確認してNVDAを更新する」を有効にしている場合は、正式な 2014.3jp のリリースまで更新は通知されません。
    NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
    Windows 8.1/8, 7, Vista, XP(SP3) の32ビット版および64ビット版に対応しています。
    Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
    オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA は、Michael Curran, James Teh の両氏が中心となって開発を行い、世界のコミュニティが支援しています。
    NVDA は多くのアプリケーションに対応し、インストール不要で利用できるポータブル版、アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
    2014.3 では Microsoft Word, Excel, Outlook, PowerPoint への対応の改善などが行われています。
    NVDA は世界40以上の言語に対応していますが、音声エンジンと点訳エンジンは日本語に対応していません。
    そこで NVDA 日本語チームは、日本語音声エンジンと点訳エンジンを搭載した NVDA 日本語版を独自にリリースしています。
    以下は日本語版 2014.3jp での変更点の概要です。
    (1)日本語点字とコンピューター点字(NABCC)の併用モード
    点字設定「カーソル位置の単語をコンピューター点字に展開」の表記を「コンピューター点字(NABCC)を使用」に変更しました。
    このオプションは点字出力テーブルが日本語6点情報処理点字の場合に、今までのバージョンでは無視されていました。
    このバージョンからは、このオプションを有効にすると、NABCC で表示できる文字は NABCC で表示し、その他の文字を日本語6点点字で表示します。
    日本語情報処理点字や外字符、外国語引用符は使用されません。
    数字はいわゆる下がり数字、アルファベット大文字は7の点、タブ文字は「7の点」で表現しています。
    さらに、このオプションが有効の場合は、Windows コントロールやブラウズモードで チェックボックス chk ラジオボタン rbtn などの略語表記が使われます。
    このオプションはいままで既定値で有効になっていましたが、このバージョンから日本語版の既定値を無効にしました。
    以前のバージョンの仕様でお使いになりたい場合は、このオプションをチェックなしにしてください。
    (2)日本語入力(テキストサービス)での文節ごとの候補の読み上げ
    テキストサービス (TSF) に対応した日本語入力システムとアプリケーションで、文節ごとの選択状態の通知が可能になりました。
    なお、複数文節の日本語変換をした直後だけは、すべての文節の文字を説明するように仕様を変更しました。
    (3)「英数カナ」モードの点字ディスプレイへの通知
    「英数カナ」キー操作による入力モードの変更を、点字ディスプレイに通知するようになりました。
    (4)テキスト編集で改行を通知するオプションの追加
    日本語設定に「テキスト編集で改行を通知」オプションが追加されました。
    このオプションを有効にすると、テキスト編集中にエンターキーが押されたときに「改行」を通知します。
    ただし日本語入力の確定操作でエンターキーが押されたときには通知しません。
    キーボード設定「入力キーの読み上げ」がチェックなしの場合はこの通知は行いません。
    この機能はアプリケーションによっては正しく動作しない場合があります。
    既定値ではこのオプションは無効になっています。
    (5)コマンドキー「半角全角」「無変換」の読み上げの修正
    コマンドキーの読み上げを有効にした場合や入力ヘルプモードなどで、「半角全角」「無変換」などが「IMEノンコンバート」「IMEチェンジステータス」などと読み上げられていた問題を修正しました。
    (6)その他の修正

    • Excel などの見出し自動通知を点字ディスプレイ出力で有効にする
    • IME を独自に制御するアプリで読み上げの重複を回避するオプションの提供
    • タブを含むテキストで点字ディスプレイ出力がずれる不具合の修正
    • Unicode点字文字列をそのまま点字出力できるようにする
    • Windows 8 の Win+スペース 操作のあとでフォーカスが戻らない不具合への対策
    • TeraTerm に ATOK で日本語入力するとエラーが出る不具合への対策
    • 点訳エンジンが「二十一二」「二十二三」など漢数字の連続を誤変換する不具合への対策
    • 日本語入力のプリエディット文字列が不正確に通知される不具合への対策
    • 音声エンジンが英語の場合の「アルファベットをフォネティック読みする」の動作の修正

    詳細は「NVDA日本語版の説明」をご確認ください。
    NVDA日本語版の説明 バージョンごとの変更点
    NVDA最新情報(本家版のバージョンごとの変更点)
    NVDA 日本語版の情報
    「NVDAワールド 2014 東京」(2014年9月6日・土曜日)のご案内
    NVDA 日本語チーム活動報告
    バグ報告やお問い合わせはチケットシステムへの新規チケット登録またはメーリングリストにお願いします。
    メールアドレス nvdajp@nvda.jp へのご連絡につきまして、バグ報告、ご要望、使い方の質問などには、原則として個別にお返事をいたしませんので、ご了承ください。
    日本語チームとして対応させていただく場合には、ご連絡の内容を、個人を特定できないように編集したうえで、チケットシステムで公開して検討させていただきます。

  • NVDA 日本語版ガイドブック

    NVDA 日本語版ガイドブック という文書を執筆しています。

    テキスト形式のファイルへの直接リンク

    最新版の github gist ページ
    テキスト形式ファイルは改行コードや文字コードの制約で、Windows メモ帳では適切に読めないことがあります。
    Notepad++ などのテキストエディタをご利用ください。
    また、テキスト形式ファイルへの直接リンクは、元の文書を改訂しても、自動的に更新されないので、その場合は github gist ページから Raw というボタンで、
    最新版への直接リンクをご利用ください。
    NVDA に関する日本語の教材や資料が少しずつ増えてきましたが、開発に関わっている立場から、なるべく正確な情報を提供したいという意図で、執筆しました。
    多くの内容は昨年末から春にかけて BLPC パソコンメモというメールマガジンに連載した記事がベースになっていて、
    さらにその元になっているのは、私のブログで紹介した NVDA 講習会の指導メモの内容です。
    ご利用いただき、ご意見などお聞かせいただけるとありがたいです。

  • 広島市内在住者対象のNVDA講習会(7月20日/27日)

    広島市広報誌「市民と市政」7月1日号で告知されていますが、
    広島市内在住の視覚障害者を対象とした「パソコン音声ガイドソフト」NVDA および iPad 講習会の参加者を募集中です。
    NVDA 講習会のほうは参加申し込みが少なくて関係者が心配しているので、告知に協力させていただきます。
    なお、iPad 初級は定員に達したらしいです。
    「NVDAとWeb閲覧」は私が講習を担当して、 NVDA の基本操作と Firefox の使い方をご紹介します。
    公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会 視障協だより 平成26年6月20日 第109号 より引用:
    (引用ここから)
    *パソコン講習会
    今年度も次の日程で、パソコン講習会を行います。NVDAをじっくりと学んでみたい方、iPadを体験したい方、もっと学んでみたい方、ぜひご参加ください。
    (1)NVDAとWeb閲覧
    内容:基礎講座 10:00~12:00、実習 13:00~15:00、合計4時間
    開催日・会場:
    ①7月20日(日)
    広島市心身障害者福祉センター 2階第1会議室
    (東区光町二丁目1番5号、082-261-2333)
    ②7月27日(日)
    広島市社会福祉センター 4階大会議室
    (中区千田町一丁目9-43、082-243-0051)
    申込:7月1日(火)から7月18日(金)まで、視障協事務局へ。各定員5名、先着順。①②いずれか一日のみ受講可。
    (2)iPad学習 初級
    日時:8月3日(日)10:00~12:00
    会場:広島市社会福祉センター4階大会議室
    (中区千田町一丁目9-43、082-243-0051)
    申込:7月1日(火)から7月18日(金)まで、視障協事務局へ。
    定員7名、先着順。
    (3)iPad学習 中級
    日時:8月3日(日)13:00~15:00
    会場:広島市社会福祉センター4階大会議室
    (中区千田町一丁目9-43、082-243-0051)
    申込:7月1日(火)から7月18日(金)まで、視障協事務局へ。定員7名、先着順。
    公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
    〒730-0052 広島市中区千田町一丁目9-43
    広島市社会福祉センター内3階
    TEL・FAX 082-249-7177
    Eメール:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp
    (引用ここまで)

  • NVDA日本語版 2014.2jp の公開とイベント開催(9月6日)のご案内

    無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダーNVDA (Non Visual Desktop Access) の日本語対応をすすめる NVDA 日本語チームは、2014年6月2日に NVDA 2014.2jp をリリースしました。
    ダウンロード
    http://i.nvda.jp
    このリリースは NVDA 本家版 2014.2 に基づいています。
    NVDA 日本語版 2013.3jp, 2014.1jp および 2014.2jp-beta で「自動的に確認してNVDAを更新する」を有効にしている場合は、このリリースを新しいバージョンとして通知します。
    NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
    Windows 8.1/8, 7, Vista, XP(SP3) の32ビット版および64ビット版に対応しています。
    Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
    以下は対応しているアプリケーションの一部です:
    * Webブラウザー (Mozilla Firefox を推奨、 Microsoft Internet Explorer, Google Chrome にも対応)
    * Adobe Flash Player によるアクセシブルなコンテンツの操作
    * 電子メールクライアント (Mozilla Thunderbird, Windows Live Mail, Outlook に対応)
    * Microsoft Office アプリケーション Word, Excel, PowerPoint
    の主要な機能(対応バージョン2003, 2007, 2010, 2013)
    * LibreOffice (バージョン4.1系および4.2系とJava7の組み合わせで動作確認)
    * Apache OpenOffice 4.1.0(Java アクセスブリッジは不要)
    * Skype for Windows デスクトップ(バージョン6.16で動作確認)
    * Apple iTunes for Windows
    * Twitter クライアント Tween
    * 日本語入力システム(Microsoft IME, Microsoft Office IME および ATOK を推奨、Google 日本語入力にも対応)
    * Adobe Reader によるアクセシブルな PDF 文書の読み上げ
    * Adobe Digital Edition によるアクセシブルな EPUB 書籍の読み上げ
    * AMIS によるオーディオ DAISY およびマルチメディア DAISY 書籍の読み上げ
    * テキスト編集 Notepad++
    以下は利用できる点字ディスプレイの一部です:
    * ケージーエス ブレイルメモシリーズ(ブレイルテンダー、ブレイルメモポケットを含む)
    * ケージーエス ブレイルノート 46C/46D/46X
    * HIMS ブレイルセンス・オンハンド(日本語版を含む)
    * 日本テレソフト 清華シリーズ
    オーストラリアの非営利法人NV Accessがリリースする NVDA は、Michael Curran, James Teh の両氏が中心となって開発を行い、世界のコミュニティが支援しています。
    NVDA は多くのアプリケーションに対応し、インストール不要で利用できるポータブル版、アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
    2014.2 ではウェブ標準(WAI-ARIA など)への対応の改善やバグ修正が行われています。
    NVDA は世界40以上の言語に対応していますが、音声エンジンと点訳エンジンは日本語に対応していません。
    そこで NVDA 日本語チームは、日本語音声エンジンと点訳エンジンを搭載したNVDA 日本語版を独自にリリースしています。
    以下は日本語版 2014.2jp の変更点の概要です。
    (1)音声エンジンが SAPI4 の場合の不具合への対応
    音声エンジンが SAPI4 の場合に音声を選択できない不具合、声の速さが簡単音声設定で変更できない不具合への対応を行いました。
    (2)一部のアプリと音声エンジンの組み合わせで起きる不具合への対応
    NVDA 日本語版のAPIを使用する特定のアプリケーションと一部のアドオン版音声エンジンの組み合わせでエラーが出る不具合への対応を行いました。
    (3)複数行エディットで改行位置が正しく処理されない不具合の対策
    2014.1jp で Winbiff など一部のアプリケーションで改行位置が正しく処理されない場合に、日本語設定のチェックボックス「改行位置の不具合対策」をチェックなしにすれば、2013.3jp までの動作に戻せるようにしました。
    (4)「点字メッセージの表示終了待ち時間設定を有効にする」オプションの追加
    日本語設定のチェックボックス「点字メッセージの表示終了待ち時間設定を有効にする」をチェックなしにすれば、点字ディスプレイに表示されるメッセージをずっと表示しておけるようにしました。
    (5)「UIオートメーションの有効化」オプションの追加
    NVDA が Windows 7 以降で対応している「UI オートメーション」について、「一般設定」チェックボックス「UIオートメーションの有効化」で簡単に設定を変更できるようにしました。
    一部のソフトウェアにおける不具合は UI オートメーションを無効にすることで回避できます。
    しかし UI オートメーション対応を無効にすると操作できなくなるソフトウェアもあるので、ご注意ください。
    (6)ブレイルメモBMスマート40がUSB接続で認識されない問題への対策
    ケージーエスのブレイルメモBMスマート40をUSBで接続しようとしたとき、仮想シリアルポートが正しく認識されない問題への対策として、手動でCOM1からCOM64までのポートを選択できるようにしました。
    (7)翻訳に関する変更
    ユーザーガイドや入力ヘルプの翻訳や用語の整合性などを改善しました。
    NVDA 2014.2jp の MD5 サム(ハッシュ値)は以下の通りです:
    c61bbdcf772af710eaa72c1f3955afbe
    nvda_2014.2jp.exe
    バグ報告やお問い合わせは
    チケットシステムへの新規チケット登録
    またはメーリングリストにお願いします。
    メーリングリストのご案内
    NVDA 日本語版を音声や点字の出力先として選択できるアプリ(NVDA の API を使用するアプリ)の不具合は、アプリ開発者様への報告をお勧めします。
    メールアドレス nvdajp@nvda.jp へのご連絡につきまして、バグ報告、ご要望、使い方の質問などには、原則として個別にお返事をいたしませんので、ご了承ください。
    日本語チームとして対応させていただく場合には、ご連絡の内容を、個人を特定できないように編集したうえで、チケットシステムで公開して検討させていただきます。
    なお、NVDA 日本語チームは、NVDA の機能や活用方法、日本語対応の取り組みをご紹介するために、昨年に引き続いて下記のイベントを開催します。
    NVDA にご興味・関心のある個人・団体・企業の皆様、ふるってご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
    イベント名:「NVDAワールド 2014 東京」
    主催:NVDA日本語チーム
    日時:2014年9月6日(土曜)
    詳細は今後 NVDA 日本語版のWebサイトでお知らせします。
    追記(6月11日)詳細な情報を公開しました。
    NVDA 日本語版の情報
    http://www.nvda.jp/
    NVDA 日本語チーム活動報告
    http://team.nvda.jp/

  • NVDA に関するお問い合わせについて

    スクリーンリーダー NVDA 日本語版の開発は非営利の任意団体「NVDA日本語チーム」として行っております。
    NVDA日本語チームへの問い合わせメールアドレスについて、次回リリースするバージョン 2014.2jp から、以下のように書かせていただいています。

    メールアドレス nvdajp@nvda.jp へのご連絡につきまして、バグ報告、ご要望、使い方の質問などには、原則として個別にお返事をいたしませんので、ご了承ください。
    日本語チームとして対応させていただく場合には、ご連絡の内容を、個人を特定できないように編集したうえで、チケットシステムで公開して検討させていただきます。

    コミュニティとしての無償の活動は、公開の活動に限定させていただいております。
    (地域コミュニティ「NVDAユーザ会広島」の活動についても同様です)
    NVDA やその日本語版について、研究、教育、ソフトウェア開発、コンサルティングを、西本が個人(個人事業主)のビジネスとしてお手伝いをすることは可能です。
    非営利的な活動には、ビジネスとは別の選択肢(共著者としての学会発表など)もあります。
    最近の実績としては、NVDA のソースコードに手を加えて実装した独自のスクリーンリーダーについての東京女子大学との共同研究があります。
    今年度は広島地域の大学との共同研究をさせていただく話が始まっています。
    また、海外から来日した視覚障害のある研修生に対する NVDA 日本語版の導入支援も行いました。
    先日 BLPC が実施した NVDA の電話サポートおよびメールサポートでは、スタッフへの技術指導もさせていただきました。
    NVDA に関する非公開のご相談、コンサルティングやソフトウェアの受託開発は、すでにお受けしている仕事があるのですが、時間の余裕があれば対応させていただきます。
    ただし、NVDA 日本語版そのものの仕様変更や機能追加のご要望は、NVDA日本語チームに対してご相談ください。
    いまそれほど時間の余裕がないので、宣伝してもどれだけ仕事をお受けできるかわからないのですが、
    「NVDA のサポートをしてくれる会社はありますか?」
    というご質問がどこかで出ているらしいので、いちおう私が(法人ではありませんが)そういう事業者として活動していることをお知らせしておきます。
    金額はお問い合わせください。
    内容や条件がご予算に見合わない場合は、無償のコミュニティ活動での対応をご提案させていただく場合もあります。
    NVDA 開発元の NV Access は NVDA に関するサービスとして、法人向けサポートやトレーニング、Windows ソフトウェアのアクセシビリティに関するコンサルティング、特定のアプリケーション向けの NVDA のカスタマイズ、という事業内容を挙げています。
    私が提供できるサービスも同様の内容です。
    このほかに、NV Access や本家コミュニティに対する英語でのバグ報告などのお手伝いも可能です。
    余談ですが、個人事業者としての西本は現在「オラビージャパン」という屋号を名乗っています。
    (この屋号でもともとやろうとしたことは NVDA の活動ではないのですが。。)
    最初は「オラビー・ジャパン」と表記していたのですが、技術系の有名な出版社と間違えられることがあったようなので、中点を入れるのをやめました。
    最近、某学会の文献データベースで著者検索をして、見事に2種類の表記が検索結果に出てきてしまい、こういうものは中点ひとつでも途中で変えるのはよくなかったと反省しています。。

  • NVDA日本語版 2014.2jp 公開ベータ版のお知らせ

    無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー
    NVDA (NonVisual Desktop Access) の
    日本語対応をすすめる NVDA 日本語チームは、
    2014年5月21日に NVDA 2014.2jp の公開ベータ版の配布を開始しました。
    ダウンロード
    http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/downloads/61214/nvda_2014.2jp-beta-140517.exe/
    この公開ベータ版は、NVDA 日本語版に対応したアプリケーションやアドオンの開発者、ウェブサイトの制作者などを主な対象として、正式版のリリースに先立ってテストや評価をしていただく目的で配布するものです。
    バグ報告やお問い合わせは
    チケットシステムへの新規チケット登録
    またはメーリングリストにお願いします。
    メーリングリストのご案内
    メールアドレス nvdajp@nvda.jp へのご連絡につきまして、
    バグ報告、ご要望、使い方の質問などには、
    原則として個別にお返事をいたしませんので、ご了承ください。
    日本語チームとして対応させていただく場合には、
    ご連絡の内容を、個人を特定できないように編集したうえで、
    チケットシステムで公開して検討させていただきます。
    この公開ベータ版には評価用のデジタル署名がなされており、
    有効期限は2014年11月20日です。
    この期限を過ぎるとこの公開ベータ版は正常に動作しません。
    インストールしてこのベータ版をお使いになる場合は、
    ご使用後にアンインストールしていただくか、
    正式版がリリースされたのちに正式版を上書きインストールしてください。
    この公開ベータ版は NVDA 本家版 2014.2 リリース候補1 (rc1) に基づいています。
    NVDA 本家版 2014.2 の正式リリース後に、
    正式な NVDA 日本語版 2014.2jp をリリースする予定です。
    一般的なご利用の場合は正式リリースまでお待ちください。
    NVDA 日本語版 2014.1jp で「自動的に確認してNVDAを更新する」を有効にしている場合は、
    正式な 2014.2jp のリリースまで更新は通知されません。
    NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
    Windows 8.1/8, 7, Vista, XP(SP3) の32ビット版および64ビット版に対応しています。
    Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。
    以下は対応しているアプリケーションの一部です:
    – Webブラウザー (Mozilla Firefox を推奨、 Microsoft Internet Explorer, Google Chrome にも対応)
    – Adobe Flash Player によるアクセシブルなコンテンツの操作
    – 電子メールクライアント (Mozilla Thunderbird, Windows Live Mail, Outlook に対応)
    – Microsoft Office アプリケーション Word, Excel, PowerPoint の主要な機能(対応バージョン 2003, 2007, 2010, 2013)
    – LibreOffice (バージョン4.1系および4.2系とJava7の組み合わせで動作確認)
    – Apache OpenOffice 4.1.0(Java アクセスブリッジは不要)
    – Skype for Windows デスクトップ(バージョン6.14で動作確認)
    – Apple iTunes for Windows
    – Twitter クライアント Tween
    – 日本語入力システム(Microsoft IME, Microsoft Office IME および ATOK を推奨、Google 日本語入力にも対応)
    – Adobe Reader によるアクセシブルな PDF 文書の読み上げ
    – Adobe Digital Edition によるアクセシブルな EPUB 書籍の読み上げ
    – AMIS によるオーディオ DAISY およびマルチメディア DAISY 書籍の読み上げ
    – テキスト編集 サクラエディタ(バージョン2.1.1.2で動作確認) Notepad++
    以下は利用できる点字ディスプレイの一部です:
    – ケージーエス ブレイルメモシリーズ(ブレイルテンダー、ブレイルメモポケットを含む)
    – ケージーエス ブレイルノート 46C/46D/46X
    – HIMS ブレイルセンス・オンハンド(日本語版を含む)
    – 日本テレソフト 清華シリーズ
    オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA は、Michael Curran, James Teh の両氏が中心となって開発を行い、世界のコミュニティが支援しています。
    NVDA は多くのアプリケーションに対応し、インストール不要で利用できるポータブル版、アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
    2014.2 ではウェブ標準(WAI-ARIA など)への対応の改善やバグ修正が行われています。
    NVDA は世界40以上の言語に対応していますが、
    音声エンジンと点訳エンジンは日本語に対応していません。
    そこで NVDA 日本語チームは、日本語音声エンジンと点訳エンジンを搭載した NVDA 日本語版を独自にリリースしています。
    以下は日本語版 2014.2jp での変更点の概要です。
    (1)複数行エディットで改行位置が正しく処理されない不具合の対策
    2014.1jp で Winbiff など一部のアプリケーションで改行位置が正しく処理されない場合に、日本語設定のチェックボックス「改行位置の不具合対策」をチェックなしにすれば、2013.3jp までの動作に戻せるようにしました。
    (2)「点字メッセージの表示終了待ち時間設定を有効にする」オプションの追加
    日本語設定のチェックボックス「点字メッセージの表示終了待ち時間設定を有効にする」をチェックなしにすれば、点字ディスプレイに表示されるメッセージをずっと表示しておけるようにしました。
    (3)「UIオートメーションの有効化」オプションの追加
    NVDA が Windows 7 以降で対応している「UI オートメーション」について、一般設定のチェックボックス「UIオートメーションの有効化」で簡単に設定を変更できるようにしました。
    一部のソフトウェアにおける不具合は UI オートメーションを無効にすることで回避できます。
    しかし UI オートメーション対応を無効にすると操作できなくなるソフトウェアもあるので、ご注意ください。
    (4)ブレイルメモBMスマート40がUSB接続で認識されない問題への対策
    ケージーエスのブレイルメモBMスマート40をUSBで接続しようとしたとき、仮想シリアルポートが正しく認識されない問題への対策として、手動でCOM1からCOM64までのポートを選択できるようにしました。
    (5)翻訳に関する変更
    ユーザーガイドや入力ヘルプの翻訳や用語の整合性などを改善しました。
    なお、先日、NVDA日本語版の音声エンジンをウイルス対策ソフトがウイルスとして検知するというご報告があり、確認を行ってきました。
    実際にウイルスに感染しているという事実は確認されていません。
    このベータ版の作成作業において、コンパイラの構成や設定を変えるなどして当該ライブラリをコンパイルしなおしたところ、私の開発環境では G Data 2014 による検知はされなくなりました。
    もしこの件についても、お気づきの点があればご報告ください。
    NVDA 日本語版の情報
    NVDA 日本語チーム活動報告