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  • WIT53予告と映像配信のご案内

    5月21日と22日に第53回福祉情報工学研究会(WIT) が開催されます。
    開催場所は新潟駅南口から徒歩3分の新潟大学駅南キャンパスです。
    今回WITは遠隔からのインターネットによる研究会への参加に関する実験としてUstreamによるリアルタイムの映像配信を行います。
    またTwitterもWITの公式アカウントでの運用を行うことになりました。
    WIT研究会は映像配信のためのワーキンググループを作り、特に聴覚に障害をお持ちの方に対応した字幕つきの映像配信について準備を進めています。
    ただし今回はPC要約筆記の文字情報を不特定多数の方に配信することができないため、パスワードつきでUstream配信を行います。
    配信を利用される方にユーザ登録をお願いしております。
    メールアドレスとお名前を入力していただくだけの簡単な手続きで、特に利用資格は制限しておりません。
    WITとしては初めての試みでもあり、不備や不具合が生じるかも知れませんが、ご理解いただければ幸いです。
    P.S. 8月のWIT研究会(HI学会SIG-ACIと共催)の発表申込締切は5月20日です。

  • 総合大会 福祉情報工学セッション

    電子情報通信学会 総合大会 A-19 福祉情報工学セッション(馬塚先生の講演会の続きの時間帯)の記録です。今年は、東京で単独開催の研究会をやった直後の総合大会でしたが、件数も多く参加者もたくさんいらっしゃって、議論も活発だったと思います。
    一昨年までは総合大会は3月のWIT研究会と連続開催でした。昨年度から総合大会と研究会の開催場所・開催日程が分離され、今年度は12月にまったく新しい合同イベントとしてHCGシンポジウムが行われることになりました。
    来年度は3月にはWIT研究会を行わない予定なので、総合大会はさらに盛り上がるかも知れません。2011年総合大会は3月14日(月)~17日(木)の4日間、東京都市大学 世田谷キャンパス(東京)での開催です。
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  • 言語のメロディを学ぶ

    東北大学で開催されている電子情報通信学会の総合大会にて、イベント企画(講師:馬塚れい子先生、無料公開)のオーガナイザを務めました。
    たまたま、いま読んでいた「散歩学のすすめ」という本でこんなエピソードを読んだばかりです:

    神聖ローマ帝国のフリードリッヒ2世という王様が、「赤ちゃんを大人の会話に触れないように育てたら、何語を話すようになるだろう?」という疑問を持ち、実際にそのような実験を行った。しかし、答えは得られなかった。なぜなら、すべての赤ちゃんが死んでしまったからだ。。

    「散歩学」のすすめ (中公新書ラクレ)
    古川 愛哲
    中央公論新社
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    おすすめ度の平均: 3.5

    4 散歩をする習慣がない人にオススメ!
    5 散歩はビタミン剤
    1 散歩学?

    この「散歩学」の本はなぜか散歩の本なのに「連れと散歩しながら雑談を楽しむ」ことを主張するユニークな本なのですが、ともかく、人間が乳児の時期において言語を獲得するということは、人間の生存に関わる重要な活動であることには違いありません。
    この大仕事を、乳児自身とその親達が、いかにこなしているのか、誰もが興味をおもちではないでしょうか?
    今回は馬塚れい子先生が、直前にアメリカで参加された(成田から仙台に直行してくださったのです!)国際会議の情報を交えて、乳児どころか胎児の言語獲得に関する最新情報までお話してくださいました。
    さらに「最近、乳児の日本語教育や英語教育について、科学的な知見を歪曲しかねない情報がメディアにあふれつつある」ということを懸念しておられる馬塚先生は、そういった誤解をできるだけ丁寧に解こうとして、当初のテーマから大幅に話を広げてくださいました。
    西本のTwitter中継は馬塚先生の弾丸トークを十分にカバーできたとは言えませんが、雰囲気だけでもお伝えできれば幸いです。
    会場には40人くらいの方がお見えになったのですが、本当はこういうイベントこそUstreamなんかで中継したかったです。。
    (さらに…)