週末の2日間にかけてUstreamの放送を行いました。5月9日はNVDA日本語化プロジェクトの様子を数人の方に見守っていただきました。
launchpad.netへのプロジェクト登録も公開の場で行いました。
バージョン管理ツール bazaar を本格的に使いこなせるようになってきました。
こういう仕事の仕方は「オープンソースの本質がオープンプロセス」であることを象徴していると思います。
いろいろな可能性がありそうです。
追記:
私のUstream環境ですが、1日目はThinkpad X300の内蔵マイク、内蔵カメラで放送。
2日目はカメラにMicrosoft Lifecam Cinemaを使用。2日目の後半では外付けマイクとオーディオテクニカのマイクアンプを使用。
放送マシンではUstreamのみにログインしてTwitter連携を使っていません。
別途モニター用マシンを用意。こちらはUbuntu 10.04環境でした。UstreamにゲストでアクセスしてUstreamの視聴画面からTwitterへのログイン。
こうすることで、TwitterもUstreamもnishimotzアカウントだけ(サブアカウントなし)で、放送とつぶやきとモニタリングができました。
新家さんがブログでコメントしておられます。
ありがとうございました。
(さらに…)
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UstreamとNVDA
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5/9NVDA日本語化とUST実験
いつもミツエーリンクスさんの場所をお借りしているNVDA日本語化プロジェクトのミーティングですが、次回は5月9日(日曜日)に、西本の職場の居室兼ミーティングスペースにお集まりいただく予定です。
この際に Ustream の配信実験をしたいと思います。
Ustreamのアカウント:nishimotz at ustream.tv
Twitterのアカウント:@nishimotz
Twitter のハッシュタグは #nvdajp を使う予定です。
オープンソースのスクリーンリーダNVDAに興味をお持ちの方に、たとえライブ動画という形であっても「動いているところ」をみていただける機会を設けることは有意義ではないか、と思っております。ライブで質問や要望をお受けできればもっといいですね。。
しかし、今回は実験ということで私もいろいろ不慣れな状況です。まずは「ダダ漏れ」からということで御容赦ください。
場所は東京大学本郷キャンパス 工学部6号館です。
日曜日なので中に入るためには、建物の入口まで私がお迎えにいく必要があります。nishimotz atmark gmail.com にお問い合わせください。
基本的に昼前からだらだら中継したり打合せをしたりするつもりです。
ただし皆様のご都合もあるでしょうから、コアタイムを13時から15時に設定したいと思います。
西本は Stickam はなんどか使いましたが、Ustream を使うのはこれが初めてです。
NVDAというテーマの趣旨に反して、Webアクセシビリティの問題は多々発生することも予想されますが、今後の課題として克服していければと思っています。 -
サピエ図書館に思うこと
本を売って印税を得る権利、買った本を障害の有無にかかわらず読むことができる権利、そして図書館などの公的施設で無料で本を借りて(もちろん障害の有無にかかわらず)読むことができる権利。
権利と権利はどのようにお互いに尊重され、守られていくのか。。
2週間前になってしまいましたが「視覚障害者総合情報ネットワーク」(新しい名称「サピエ」)の研修会に参加した際にTwitterでつぶやいた記録を下記にまとめておきます。明日から4月。いよいよ正式に公開されるはずです。
私は引き続き「地域・生活情報」のシステムやインタフェースのお手伝いをしたり、テキストDAISYの制作・閲覧のためのテキスト音声合成技術のお手伝いをしたりする予定です。
日本の国会図書館の動向が頻繁に話題になりますが、サピエはこの1年間「活動が国会図書館と重複しないように」という調整をしてきたに過ぎず、本格的な連携については今後議論されていくのではないでしょうか(私はこのあたりにはタッチしていません)。
つぶやきの再掲になりますが、今回のプロジェクトに関わったことで、視覚障害者が本を読む権利と著者の権利が、著作権法37条によって両立している最前線の現場を知ることができました。その現場がほとんど世の中で知られていないのは、皮肉にも著作権法が厳格に運用されているからだということもよく分かりました。
「著作権法37条」という特別な世界の中で、それらがボランティアの手で音声やテキストファイルや点字データに変換される。
その流通もカセットテープからDAISY CDへ、そしてSDカードになり、ブロードバンドで直接ダウンロードできるようになる。世代間の格差。アクセシビリティのデバイドの中に、さらにディジタルリテラシーのデバイドがある。。
電子書籍という黒船の到来。紙の本や雑誌や新聞が売れないと言われるメディア環境の変化。
そんな中で、だがやはり現実には、墨字の本が日々世の中に送り出されている。
実情が広く知られると「じゃあ自分にも何か役に立てるのではないか」と思う方がたくさんいる。
しかし点訳も音訳も、きちんと講習を受けて、必要な技能を持ち、著作権法を遵守できる組織に属する方々による作業。
素人が簡単に関われる世界ではない。。
何年か前にトロンのイベントで坂村さんが「朗読ボランティアをやりたかったが試験で不合格になった。それがイネーブルウェアを始めたきっかけ」と言っておられたのを思い出しました。
サピエ講習会では「読書のバリアフリー」に関わる方々が、みなさん一生懸命に頑張っておられることを痛感しました。
その気持ちに触れた自分に何ができるのか、自問する日々です。
(さらに…)