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  • すごい合同勉強会 in 広島 2014

    すごい合同勉強会 in 広島 2014 に参加してきました。
    広島市立大学の学園祭の企画になっていたとのことで、会場に向かうエレベーターを降りるとお化け屋敷の受付、という刺激的な環境でした。
    あいにくの雨でしたが、ライトニングトークのゆるい雰囲気と、プログラミング言語の本格的なトークの、バランスが取れたイベントだったと思います。

    私のトークは「NVDA日本語版の思い出(仮)」で、(仮)を取りそびれて最後までこれがタイトルになってしまいましたが、オープンソースソフトウェアのコミュニティを作ること、続けることについて話したかったのでした。。
    @nobkz さんのセッションで「勉強会の運営のために意見を抽象化する」という話があったのですが、お話したような事情もあり NVDAユーザ会広島 は活動を
    「広島地域での NVDA と Python の勉強会」
    に広げてみたいと考えています。
    いままでも NVDA 日本語版の開発のために Python の勉強をしました。
    自然言語処理、機械学習にも手を出したことがありました。
    Python のエコシステムにはこういうツールや参考書がいろいろあります。
    どの勉強会も同じだと思いますが、日程を決めて人を集めるのが難しいんですよね。。
    最初は NVDA と Python の二兎を追うという前提で、集まっていただける人のやりたいことをすこしずつ整理していきたいと思います。
    NVDAユーザ会広島には 招待制のメーリングリスト があるので、まずはお問い合わせいただければ幸いです。
    追記(2014-11-03)コメントをいただいたので「勉強会の内容を絞っていくために」から「勉強会の運営のために」に修正しました。
    ランチは広島市立大学から徒歩10分くらいの古民家カフェに(こっそり)行きました。

  • 広島市内在住者対象のNVDA講習会(7月20日/27日)

    広島市広報誌「市民と市政」7月1日号で告知されていますが、
    広島市内在住の視覚障害者を対象とした「パソコン音声ガイドソフト」NVDA および iPad 講習会の参加者を募集中です。
    NVDA 講習会のほうは参加申し込みが少なくて関係者が心配しているので、告知に協力させていただきます。
    なお、iPad 初級は定員に達したらしいです。
    「NVDAとWeb閲覧」は私が講習を担当して、 NVDA の基本操作と Firefox の使い方をご紹介します。
    公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会 視障協だより 平成26年6月20日 第109号 より引用:
    (引用ここから)
    *パソコン講習会
    今年度も次の日程で、パソコン講習会を行います。NVDAをじっくりと学んでみたい方、iPadを体験したい方、もっと学んでみたい方、ぜひご参加ください。
    (1)NVDAとWeb閲覧
    内容:基礎講座 10:00~12:00、実習 13:00~15:00、合計4時間
    開催日・会場:
    ①7月20日(日)
    広島市心身障害者福祉センター 2階第1会議室
    (東区光町二丁目1番5号、082-261-2333)
    ②7月27日(日)
    広島市社会福祉センター 4階大会議室
    (中区千田町一丁目9-43、082-243-0051)
    申込:7月1日(火)から7月18日(金)まで、視障協事務局へ。各定員5名、先着順。①②いずれか一日のみ受講可。
    (2)iPad学習 初級
    日時:8月3日(日)10:00~12:00
    会場:広島市社会福祉センター4階大会議室
    (中区千田町一丁目9-43、082-243-0051)
    申込:7月1日(火)から7月18日(金)まで、視障協事務局へ。
    定員7名、先着順。
    (3)iPad学習 中級
    日時:8月3日(日)13:00~15:00
    会場:広島市社会福祉センター4階大会議室
    (中区千田町一丁目9-43、082-243-0051)
    申込:7月1日(火)から7月18日(金)まで、視障協事務局へ。定員7名、先着順。
    公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
    〒730-0052 広島市中区千田町一丁目9-43
    広島市社会福祉センター内3階
    TEL・FAX 082-249-7177
    Eメール:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp
    (引用ここまで)

  • WAI-ARIA と NVDA

    LT駆動開発 01 – 発表することで勉強しように参加してきました。
    テーマを設けずにみんなでライトニング・トークをして発表のスキルを磨こうということで、今回が最初の勉強会でした。
    今後は定期的に開催されるとのことです。
    誰でも気軽に入れるようにしたいという気持ちはわかるのですが、主催者が「裏でこっそり」はよくないかと。。みんなでちょっとずつ会場代を負担させてもらいました。
    「会場費を払うスポンサー 緩やかに募集」だそうです。
    私は WAI-ARIA と NVDA というテーマでしゃべりました。デモの段取りが悪くてすみませんでした。。

    スライドにも書きましたが、喋ったこと、喋るべきだったことを「ふりかえり」しておきます。
    日本語スクリーンリーダーとWAI-ARIAというブログ投稿によると、 NVDA 日本語版は日本語環境で使えるスクリーンリーダーとしては WAI-ARIA 対応が充実していると言えるでしょう。
    しかし Windows 以外の環境である Mac や iOS, Android などにも目を向けると、モダンなブラウザはどれも WAI-ARIA などのアクセシビリティ規格への対応を進めており、しかも OS 標準のスクリーンリーダーが無料または安価に利用できるわけです。
    モダンなWebアクセシビリティ環境を、誰にでも使えるようにするための手段が、オープンソースのスクリーンリーダー NVDA ということになります。
    海外では最近 Window-Eyes for Office の無料提供が発表されて状況が変わりましたが、日本ではまだ無料のスクリーンリーダーといえば NVDA 日本語版だけという状況です。
    Windows のバージョンにかかわらず最新版を利用できる Firefox と NVDA という組み合わせは、いずれWeb制作者がスクリーンリーダー利用者に推奨せざるを得ないようになると思っています。
    今回は「王道としての説明」で、ランドマークなど「マークアップに意味的構造という属性を追加する」話をして、「邪道としての説明」で、ライブリージョンという機能がWebアプリケションから音声合成エンジンを叩く方法として使えることを話しました。
    後者は広島市の動画サイトの実例があり、NVDAとFirefoxの組み合わせで使ってくださいと書かれています。
    WAI-ARIA についての自分の覚え書きページに、その他のリンクや情報を書いています。
    そういえばAngularJS と NVDA という記事も去年に書きました。AngularJS はアクセシビリティを損なわずに開発を効率化してくれそうで、よさそうだなあと思って、それっきりでしたが、今日のLTを聞いてまた何かに使ってみようと思いました。。
    おまけ、自己紹介で触れた話:Higglety Pigglety Pop! or There Must Be More to Life