岩手県山田町で災害ボランティアとして活動している為公史さんの依頼で、私が岩手県山田町を訪れたのは2ヶ月前のことでした。
その後、何度か 関連記事 でご報告したとおり 「光の茶会」 という Ustream 配信のお手伝いをしました。
放送の内容を書き起こして Twitter に流したり、Togetter でまとめたりする作業は、6月末まで行いました。
書き起こしの際には、個人を特定する情報、情報の信頼性、内容の中立性などに配慮しようと、私なりに努力をしたつもりです。しかし、もし私の書込み(Twitter @24motz)についてご不明な点があれば、御指摘いただければ幸いです。
作業の報告でオラビー・ジャパン(個人事業者としての西本の屋号)の名義を使いましたが、私は本件に関して技術支援と機材の貸与を無償で行い、現地に行く交通費も自己負担しました。
為さんの「移動茶室」は7月半ばに山田町から信楽に移動しましたが、モバイルルーターで Ustream 放送を続けておられます。
「山田町から復興を語る」というタイトルはもはや適切ではないかも知れません。
(さらに…)

nishimotzの日記
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「光の茶会」の支援を振り返る
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NVDA 2011.1.1j2 公開 #nvdajp
無料でオープンソースのWindows用スクリーンリーダー NVDA に日本語関連機能を強化した 日本語版 2011.1.1j2 を公開しました。
追記 (2011-07-16) 32ビット環境での不具合(チケット25700)に対応するために 2011.1.1j3 を公開しました。
通常のインストールパッケージと、インストールが不要なポータブルパッケージがあります。
スクリーンリーダーはコンピュータの画面上に表示される情報を、音声や点字に変換して出力することのできるソフトウェアです。
2011.1.1j2 は NVDA 日本語化プロジェクトがリリースする最新の安定版です。主な改良点は以下のとおりです。- ユーザーガイド日本語版を改定し、英語版の内容と一致するように配慮しました。
- 特に64ビット環境における文字入力およびIME処理の安定性を改善しました。
日本語IMEへの対応、日本語音声エンジンの改良、日本語点字ディスプレイへの対応については、今後も改良を続け、随時公開します。
また、近日中に本家 NVDA プロジェクトがリリースする予定の 2011.2 の日本語版の開発にも取り組んでいます。
NVDA本家の動向はミツエーリンクスさんのTwitterアカウント@mlca11yでどうぞ。
NVDA日本語版 nvdajp に関する sourceforge.jp の活動はTwitterアカウント@nvdajpでもお知らせしています。
またソースコードは launchpad.net でバージョン管理されて公開されています。私が作成している非公式のnvdajp関連情報もご参照ください。
NVDA日本語版は 2011.1.1j の段階で x86 環境への対応を充実させました。
一方で、先日、家電量販店で伺ったところ、売られているパソコンはすべて Windows 7 x64 とのことでした。
このような現状を考慮して、今後は x64 環境での開発と検証に注力します。
IMEの読み上げにはプロセス間通信が必要であり、x86とx64のプロセスをまたぐ処理は複雑になります。
NVDA日本語版は、NVDA本家版にこのような処理を組み込んでいます。
日本語版の動作が、できるだけ安定するように、今後も改良を重ねていく予定です。
動作確認や不具合報告など、多くの方のご協力をお願いする次第です。
なお日本語点字ディスプレイ対応 については 2011.2j を目標に改良作業を進めております。