投稿者: nishimotz

  • 博士論文公聴会

    私の博士論文公聴会の予定をお知らせします。
    音声インタフェースシステムの 効果的設計と評価に関する研究
    2011年1月26日(水)13:30~14:30
    早稲田大学 西早稲田キャンパス
    55号館N棟2階CS学科会議室
    公開とのことなので、ご興味がおありの方はお越しいただければ幸いです。
    追記 2011-01-29 公聴会は終了しました。スライド(下記)を公開しました。

  • 2011年

    2010年最後のブログ更新をさせていただきます。年賀状の代わりの近況報告としてお読みいただければ幸いです。
    まず2011年最初の予定からお知らせします。
    視覚障害の方の利用を想定した早口音声研究に関する投稿論文が採録になり、2011年1月号の電子情報通信学会論文誌(D)に掲載されることになりました。
    この研究は「情報福祉の基礎」という科研費特定領域研究の一環として2004年度に開始したものです。ずいぶん長い時間がかかって、やっと(成果の一部ではあるものの)まとめることができました。
    現在「音声インタフェースシステムの 効果的設計と評価に関する研究」という題目で早稲田大学にて博士論文作成のご指導をしていただいています。2011年1月末に公聴会を開催していただく予定になりました。
    いろいろな方にお世話になり、ご心配をかけたので、まずは、この場にてお知らせしておきます。
    なお、1月29日には Pycon mini に参加して NVDA の紹介をします。
    (さらに…)

  • NVDA日本語化のコミュニティ

    NVDA日本語化プロジェクトについて、お問い合せをいただくことが増えてきたので、私が知っていることをまとめてみます。
    Twitter ではハッシュタグ #nvdajp がレスポンスの早い連絡手段として機能しています。
    ユーザ向けメーリングリスト nvda-japanese-users は Google Groups でホスティングされています。メーリングリスト以外に、プログラムの配付や技術資料などがありますが、情報が古くなっています。
    現在メーリングリストのメンバーは100人以上です。
    ときどきバグ報告や質問をいただいています。
    このメーリングリストは今後「ユーザ会」のような活動を立ち上げていく上で、重要な役割を果たすと考えています。
    ユーザの方々、利用者のサポートをなさっている皆様と、開発メンバーが、密接な協力をしていけるように、つとめたいと思います。
    sourceforge.jp には ダウンロードページと開発者コミュニティ nvdajp があります。
    プロジェクトからの公式なリリースを、ユーザの方にダウンロードしていただけるページです。
    公式リリースは 2010.2j が最新です。
    不具合報告や御要望をお受けするためのチケットシステムがあります。
    開発者メーリングリスト nvdajp-dev はこちらにありますが、現在は開発メンバーのみが利用できます。
    (追記:開発者メーリングリストはML管理者が手作業でメンバー登録を行っています)
    Wiki によるドキュメント作成や編集の共同作業の場でもあります。
    先日から、プロジェクトの紹介など、情報をわかりやすく発信することに取り組んでいます。
    バージョン管理のレポジトリがあったのですが、古くなっているため、非表示に設定しました。
    launchpad.netは、2010年春にバージョン管理システムを bazaar に移行した際に利用を開始しました。現在はここでバージョン管理しながら開発を進めています。
    nishimotz は自分のサイトでブログ(この記事も含めて)や開発メモを公開しています。
    私が作ったツールの一つが「読み付与の不具合収集」です。JTalk の開発と並行して、機能を強化していきたいと思っています。
    先日、本家 NVDAの方で大きな変更があり、最新の開発版ソースコードと音声エンジン JTalk との互換性の問題が発生しました。修正の目処は立ったので、あとは私が時間を取って解決したいと思っています。
    これがきっかけで、本家の開発メーリングリストを日々読むようになり、コミュニティの動き方から学ぶことがいろいろあると思い始めました。
    本家にも Twitter #nvda ハッシュタグ、開発者ML、ユーザMLがあります。ユーザMLのトラフィックは膨大です。
    また開発者MLにはTracのチケット情報がどんどん流れており、目標やタスクごとに議論が区別されて流れています。
    nvdajp でも、開発者グループの皆様と御相談しながら、ユーザの皆様とも情報を共有しながら、活発なコミュニティを作っていきたいと思っています。
    なお、2011年1月29日(土) に開催される PyCon mini JP にて、NVDAのご紹介をお手伝いすることになりました。よろしくお願いします。