東北大学で開催されている電子情報通信学会の総合大会にて、イベント企画(講師:馬塚れい子先生、無料公開)のオーガナイザを務めました。
たまたま、いま読んでいた「散歩学のすすめ」という本でこんなエピソードを読んだばかりです:
神聖ローマ帝国のフリードリッヒ2世という王様が、「赤ちゃんを大人の会話に触れないように育てたら、何語を話すようになるだろう?」という疑問を持ち、実際にそのような実験を行った。しかし、答えは得られなかった。なぜなら、すべての赤ちゃんが死んでしまったからだ。。
中央公論新社
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散歩をする習慣がない人にオススメ!
散歩はビタミン剤
散歩学?
この「散歩学」の本はなぜか散歩の本なのに「連れと散歩しながら雑談を楽しむ」ことを主張するユニークな本なのですが、ともかく、人間が乳児の時期において言語を獲得するということは、人間の生存に関わる重要な活動であることには違いありません。
この大仕事を、乳児自身とその親達が、いかにこなしているのか、誰もが興味をおもちではないでしょうか?
今回は馬塚れい子先生が、直前にアメリカで参加された(成田から仙台に直行してくださったのです!)国際会議の情報を交えて、乳児どころか胎児の言語獲得に関する最新情報までお話してくださいました。
さらに「最近、乳児の日本語教育や英語教育について、科学的な知見を歪曲しかねない情報がメディアにあふれつつある」ということを懸念しておられる馬塚先生は、そういった誤解をできるだけ丁寧に解こうとして、当初のテーマから大幅に話を広げてくださいました。
西本のTwitter中継は馬塚先生の弾丸トークを十分にカバーできたとは言えませんが、雰囲気だけでもお伝えできれば幸いです。
会場には40人くらいの方がお見えになったのですが、本当はこういうイベントこそUstreamなんかで中継したかったです。。
(さらに…)