投稿者: nishimotz

  • NVDA 日本語版の導入から入力ヘルプまで

    広島のエンジニアやウェブデザイナーの活動 すごい広島 #20 に参加して、私の NVDA 講習会の資料を、文章にしてみました。
    いままでメモ程度に書いていたものの、ちゃんとしたチュートリアル版です。3時間かかって(1)を書くのがせいいっぱいだったので、(2)と(3)は次の機会に書きます。
    公開したあとで画面キャプチャーを追加して加筆しました(10月3日 0時20分)。
    (さらに…)

  • NVDA 2013.2jp の公開と OSC 広島(10月6日)など

    8月17日の「NVDAワールド2013横浜」を終えて、あっという間に1か月が過ぎました。
    開催の記録ページから録画などをご覧になれます。
    NVDA日本語チームのWebサイトでは写真を公開しています。
    NVDA日本語チームが行ってきたSkype会議は9月からSkype交流会として運営方法を改めました。
    9月13日にNVDA日本語版2013.2jpを公開しました。
    ダウンロードは i.nvda.jp から可能です。詳しくは NVDA 日本語版のサイト をご覧ください。
    10月6日(日曜)には広島市中区のサテライトキャンパス広島(広島県民文化センター)で開催されるオープンソースカンファレンス2013Hiroshimaに、「NVDAユーザ会広島」として参加します。
    13時00分からセミナーで登壇します。
    事前申し込み受付中です。
    ブースでの紹介もさせていただきます。(展示は16時終了です)
    8月のイベントでもお話しましたが、NVDA本家版はこれから1年間に4回のリリースを確実に行っていこうとして、システムがいろいろ見直されました。
    このバージョンアップに、日本語チームが継続的に参加することは、日本語独自版を継続してリリースする土台を作るために、大事なことです。
    去年から海外のNVDA関係者といろいろ交流してきましたが、多くの国や言語で、私のような晴眼者ではなく、NVDAを必要としているユーザーたちが、NVDAの発展を支えています。
    日本で NVDA ユーザー自身が NVDA の翻訳を担当してくださる状態を作ることは、日本のNVDAコミュニティを世界の常識に合わせる(本当は「戻す」なのですが)ためにも、私が次のステップの活動に専念するためにも、必要と思っています。
    他の国では、ひとつの言語について翻訳チームの担当者が2人か3人いて、ユーザーインターフェースの po ファイルを翻訳する人、ユーザーガイドを担当する人、新機能 (changes) を担当する人、といった感じで分担をすることが多いようです。
    このように分担ができれば、1年に4回バージョンアップしても、1人の負担は小さくなります。
    そのような体制をつくるために人材の育成が必要と思いはじめました。
    いわば「NVDA 翻訳者養成塾」を開くことを考えています。
    日本のNVDAユーザーに「英語」「バージョン管理ツール」「テキストエディタと poedit の操作」のスキルを持っていただくために何ができるのか、具体的に考え始めています。
    10月6日の OSC 広島は、この「NVDA 翻訳者養成塾」についてお話をする最初の機会だと思い、出展内容のキーワードを「デスクトップ」「翻訳」「教育」にしました。
    皆様のご来場をお待ちしています。よろしくお願いします。

  • NVDA ワールド 2013 横浜(8月17日)インターネット配信のお知らせ

    オープンソースのスクリーンリーダーNVDAの日本語版を開発しているNVDA日本語チームが主催するイベント、NVDA ワールド 2013 横浜(8月17日) が近づいてきました。
    事前の参加申し込みをお願いしたところ、ご同伴者を含めて、すでに約100人のお申込みをいただいています。
    また14の企業・団体さまにスポンサーとしてご協力いただけることになりました。
    夏休みの時期にも関わらず、ご出展、ご参加、お手伝いいただける皆様に本当に感謝しております。
    すでにご案内している通り、最寄り駅から会場までの誘導を行います。
    ご予約は不要としております。お申込みに対して基本的には個別にお返事しておりませんことをご容赦ください。
    お気をつけてお越しいただければ幸いです。
    なお、当日の会場は混雑が予想されますので、下記のとおり、インターネット配信もご利用いただければ幸いです。
    Ustream NVDA日本語版


    Live streaming video by Ustream
    8月17日(土曜)のスケジュールは以下の通りです。
    時間:10時30分から11時30分
    第1セッション「世界のNVDAコミュニティとNVDA日本語版の最新情報」
    講演:西本 卓也(NVDA日本語チーム)
    世界における NVDA の開発者、ユーザー、支援する企業や 団体などの状況、最近の NVDA の改良点と日本語対応、 日本語チームの体制と今後の課題などをお話します。
    スライド

    時間:13時00分から13時40分
    第2セッション(講習) NVDAの導入と教材紹介
    講師:四方田 正夫(DemekinText デメキンテキスト)
    資料(テキスト版)
    NVDA 日本語版のキャラクター「でめきん」にちなんで 名付けられた DemekinText プロジェクトでは、 HTML 版および DAISY 版の NVDA 演習教材を制作しています。 この教材に従って NVDA の導入の説明をします。
    時間:13時45分から14時45分
    第3セッション(講習) NVDAの便利な使い方
    講師:西本 卓也(NVDA日本語チーム)ほか
    NVDA のマニュアルに書かれていない Windows の操作の基本、 マニュアルではわかりにくい NVDA の移動コマンドを説明します。 また、文書の読み上げや日本語の文字入力、 NVDAが対応している主要なアプリケーションをご紹介します。
    時間:14時50分から15時35分
    第4セッション(講習) NVDAの高度な使い方と点字出力機能
    講師:御園 政光(社会福祉法人 愛光 視覚障害者総合支援センターちば),西本 卓也(NVDA日本語チーム)
    NVDA の機能を拡張するいろいろなアドオン、 NVDA 日本語版の日本語点字出力の機能などをご紹介します。
    時間:15時40分から16時40分
    第5セッション(講習)質疑応答
    講師:NVDA日本語チーム
    NVDA 日本語版の開発メンバーが皆様からの質問に答えます。
    追記(2013年8月17日):第1セッションのスライドと第2セッションのテキスト版資料を追加しました。