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  • 音声インタフェースとWebアクセシビリティ

    先日、下記の発表をしました。

    この予稿の中で紹介した「インタフェースの原則」は、私の研究の中核になる概念です。今回これを吟味していて、

    • III 頑健性に関する原則
      • c. 探索可能性の原則 : あるコマンド操作とその実行結果の対応付けを容易に学習できるために、あらゆる操作は可能なかぎり取り消し可能とする。

    という項目の追加が必要だと思えてきました。

    これまでWebアクセシビリティにおいて undo 機能の重要性を確認する実験を行ってきました。現在は Ruby on Rails による VoiceXML アプリケーションフレームワークと Galatea Dialog Studio の実装に、どのように undo の機能を組み込むかを検討しています。

  • Galatea Dialog Studio の開発状況

    いろいろなマシンで作業する必要がでてきたので、懸案だった sourceforge.jp の CVS リポジトリへの移行をしたいと思い、Eclipse で行っている作業ファイル一式を下記にインポートしました。Galatea Dialog Studio 2.2.3 に向けた作業中です。

    暫定的ですが英語の音声認識と音声合成への対応を行いました。システムの入口である galatea スクリプトをオプション付きで実行すると Julius を英語音響モデルで起動し、GalateaTalk の代わりに espeak を使用します。英語音響モデルを使用するためには ISTC で配布されている english-asr-kit の音響モデルが必要です。

    $ galatea --lang en tests/vxml/en/english.vxml
    

    みたいになります。いずれは複数の言語の認識と合成が一つの対話アプリケーションの中で行えることが望ましいと思います。

    ツールキットの開発と並行して対話デモを Ruby on Rails を使って開発しています。

    また、ドキュメントの内容を更新しつつ、英語と日本語の併記化を進めています。

  • Remastering Knoppix 5.3.1 ja

    Knoppix 版 Galatea Toolkit の開発にむけて調査を進めています。下記の資料が大変参考になりました。

    この資料にしたがって、USB接続HDDを ext2 でフォーマットして作業領域にしています。

    しかし 5.3.1 ではうまくいかない要因があったので、単に CD-ROM の / に空のファイルを一つ作るだけ、という控えめなカスタマイズで練習をすることにして、何度か試行錯誤をした結果、fromhd でのイメージの検証、iso ファイルを CD-R に書き込んでのブートの両方に成功しました。

    [reboot from KNX-5.3.1-ja CD-ROM]
    $ sudo -s
    # mount /dev/sda1 /media/sda1
    # mkdir /media/sda1/knx
    # mkdir -p /media/sda1/knx/master/KNOPPIX
    # mkdir -p /media/sda1/knx/source/KNOPPIX
    # cp -Rp /KNOPPIX/* /media/sda1/knx/source/KNOPPIX
    # cd /cdrom && find . -size -10000k -type f -exec
    cp -p --parents '{}' /media/sda1/knx/master/ \;
    [customize]
    # touch /media/sda1/knx/source/KNOPPIX/nishimotz
    # cp -p /cdrom/KNOPPIX/modules/*.*
    /media/sda1/knx/master/KNOPPIX/KNOPPIX/modules
    # mkisofs -R -U -hide-rr-moved -cache-inodes -no-bak
    -pad /media/sda1/knx/source/KNOPPIX |
    nice -5 /usr/bin/create_compressed_fs -b - 65536
    > /media/sda1/knx/master/KNOPPIX/KNOPPIX
    # mkdir /media/sda1/KNOPPIX
    # cd /media/sda1/KNOPPIX/
    # ln -s ../knx/master/KNOPPIX/KNOPPIX .
    # ln -s ../knx/master/KNOPPIX/modules .
    [reboot from KNX-5.3.1-ja CD-ROM]
    [test with "fromhd" mode]
    boot: knoppix usb2 fromhd=/dev/sda1
    $ ls /nishimotz
    [reboot from KNX-5.3.1-ja CD-ROM]
    $ sudo -s
    # mount /dev/sda1 /media/sda1
    # cd /media/sda1/knx/master
    # find -type f .... > KNOPPIX/md5sums
    # mkisofs ....
    # ls -l /media/sda1/knx/knoppix.iso
    

    References: