月: 2013年11月

  • NVDAとAudacity

    昨日の午後2時から4時まで、BLPC FAIR ON THE WEB というインターネット放送に「NVDAにチャレンジ」というテーマで出演しました。
    どうやら200人近い人が聞いてくださったようです。ありがとうございました。
    オープンソースのオーディオ編集ソフト Audacity をすこし実演しました。
    このソフトが無料であり、日本語化されており、かなりアクセシビリティに配慮して作られているからです。
    準備したことをすべて喋れなかったので、私が事前に作ったメモを以下に紹介します。
    参考にしたのは Audacity 2.0.5 を JAWS で使う方法を解説した英語のサイトです。
    JAWS 用の説明がほぼ NVDA でも使えるようです。
    私はいろいろなオーディオ編集ソフトを使ってきたのですが Audacity はほとんど使ったことがなく、複数のトラックを使う作業はまだ勉強中です。
    いずれ丁寧な解説記事を書ければと思います。
    (追記:Audacity は Microsoft のアクセシビリティAPIを素直に実装しているようなので、NVDA 以外のスクリーンリーダーでも使えると思います。NVDA の強みとして紹介したのは「無料・オープンソースのアプリケーションへの対応に積極的であることの一例」とご理解ください。)
    R 録音開始
    「マイクテスト、12345」
    スペース 停止
    Ctrl+A すべて選択
    スペース 再生(停止)
    P 再生のポーズ
    コンマ ちょっと戻す
    ピリオド ちょっと進める
    選択範囲再生中の操作
    大かっこ [ 選択の開始
    大かっこ閉じ ] 選択の終了
    Shift+スペース ループ再生
    Shift+左右 選択範囲を前・後に広げる
    Shift+Ctrl+左右 選択範囲を前・後に狭める
    C 切り取りプレビュー(選択の前後を連続して再生)
    Z 選択範囲をゼロ交差点に合わせる
    Ctrl+X 切り取り
    Ctrl+L 選択範囲を無音にする
    Shift+A 再生・停止と再生位置(カーソル)の移動
    Home 再生位置を先頭に移動
    NVDA+L で「トラック1」と通知
    Shift+M (アプリキー/Shift+F10) コンテクストメニュー
    「名前」でトラックに名前を付ける
    NVDA+L で名前を読み上げるようになる
    Shift+J 選択範囲をトラック先頭からに広げる
    Shift+K 選択範囲をトラック最後までに広げる
    J カーソルを選択中トラックの先頭に
    K カーソルを選択中トラックの最後に
    再生していないとき
    大かっこ [ 選択範囲の開始を数字で入力
    大かっこ閉じ ] 選択範囲の終了を数字で入力
    Ctrl+F6 でツールドックに移動(選択バー、トラック、ツールバーの移動)
    Tab でツールドックの中を移動
    Ctrl+Shift+F6 でトラックビューに戻る
    Shift+R 追加して録音
    Alt T V トラック削除