nishimotz さんの投稿記事

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オープンソースのスクリーンリーダー NVDA の日本での開発に関するお知らせです。

2012年5月2日(水曜)夜9時30分から Skype 会議を行います。
参加希望の方は Skype ID nishimotz にご連絡ください。

NVDA は次のバージョンから、NVDA 本家版の日本語化と、日本語版の開発の、両方を私が担当します。

NVDA 日本語化プロジェクトの開発グループは、「NVDA日本語チーム」という新しい名前で活動をしていくことになりました。

NVDA を日本で普及促進していくための、新しい組織作りの話し合いも始めます。

これらの情報共有のために Skype 会議は今後も約10日おきに開催する予定です。
ご興味がおありの方のご参加を歓迎します。

たまたまこのタイミングで本家チケット2276を投稿して、すぐにマージされました。
日本語版では 2011.3j から修正していた「要素リスト」の表示の改善です。
もっと早く本家にフィードバックすればよかったです。日本のオープンソースの皆様、些細なことでも、勇気を出して世界に貢献しましょう。。

NVDA 日本語版 2012.1j 公開

オープンソースのWindows用スクリーンリーダーであるNVDAを日本のユーザーのために改良する nvdajp プロジェクトは2012年4月20日に最新の日本語版 2012.1j をリリースしました。インストーラー版とポータブル版の2種類の実行ファイルを公開しています。ライセンスは GPL v2 です。

NVDA日本語版のスクリーンショット

NVDAユーザ会広島が運用する nvda.jp も今回のリリースに合わせて更新を行いました。http://i.nvda.jp にて、NVDA 2012.1j インストーラー版をダウンロードできます。
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4月の予定

4月の予定です。

NVDAユーザ会広島の4月の勉強会の予定:
第8回勉強会 4月14日(土曜) 13時から17時30分 広島市心身障害者福祉センター(広島市東区光町)第一会議室
第9回勉強会 4月21日(土曜) 10時から15時 広島市心身障害者福祉センター(広島市東区光町)第一会議室

NVDA日本語版 開発者 Skype 会議
4月11日(水曜)夜9時30分から
4月22日(日曜)夜9時30分から
参加を希望される方は Skype ID nishimotz までどうぞ。

4月17日(火曜)夜10時からインターネットラジオ放送「暇つぶしラジオ」に出演します。2回目です。

なお、スクリーンリーダーNVDA日本語版の新しいベータ版: 2012.1j-beta2 をリリースしました。
実験的な JTalk2 音声エンジンで HTML の lang 属性に対応しました。EPUB などでも試してみたいと思っています。

NVDA 日本語ベータ版 2012.1j-beta1

NVDA 日本語ベータ版 2012.1j-beta1 のお知らせです。
今後1週間程度で正式版をリリースする予定です。
皆様からのフィードバックによって作業の優先順位を判断します。
ご意見をいただければ幸いです。

なお、次回の開発者Skype会議は4月11日(水曜日)の夜9時30分開始の予定です。
参加してみたいという方は Skype ID nishimotz にご連絡ください。

リリースノート(後述の内容です)
http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/releases/55486/note

ダウンロードはこちらからどうぞ。
インストール版:
http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/downloads/55486/nvda_2012.1j-beta1_installer.exe/

ポータブル版:
http://sourceforge.jp/projects/nvdajp/downloads/55486/nvda_2012.1j-beta1_portable.exe/

(リリースノートここから)
NVDA 2012.1j-beta1 は NVDA 本家 2012.1 最終版をベースに作成した日本語ベータ版です。
一般的なご利用のときは安定版 2011.3j をお使いください。

日本語による NVDA ユーザーのメーリングリスト
https://groups.google.com/forum/#!forum/nvda-japanese-users
Google アカウントがなくても、下記へのメール送信で登録できます:
nvda-japanese-users+subscribe@googlegroups.com

リリース 2011.3j からの変更は以下のとおりです。

(1)
本家 2012.1 の最終版 releases/2012.1 リビジョン 5086 をマージしています。

http://bzr.nvaccess.org/nvda/releases/2012.1

(2)
使用するライブラリを liblouis 2.4.1, espeak 1.46.12 などに更新しています。

(3)
「Welcome to NVDA」を「ようこそNVDAへ」に変えるなど、一部の日本語のメッセージを変更しています。

(4)
日本語入力に関する改良を行っています。
関連チケット 26438

漢字変換の操作は、スペースキーで変換リストを開き、
項目移動はスペースキー、シフトキー+スペースキーで行なってください。

以下の不具合が確認されています:

・変換候補の読み上げにおいて音声の最初の部分が重複して再生されることがあります。
・ATOK 2012 についてはテキストサービス無効の場合のみ動作を確認しています。
カーソル上下での候補選択が正しく動作しない現象が起きています。
・Microsoft Word 2010 (32ビット) で未変換文字の読み上げができなくなることがあります。
・Microsoft Excel 2010 (32ビット) で日本語確定後にIMEがオフになることがあります。

新たに jpdev120311 で発生していた不具合
(Windows XP SP3「詳細なテキストサービスを無効にする」場合の処理)
への対応を行いました。
このバージョンから、レジストリの設定によってIME関連のログを取得することが可能になりました。
これは開発およびデバッグのための機能です。
関連チケット 25786

(5)
アプリケーションのアイコンを「大アイコン」表示に対応するなどの改良を行いました。

(6)
サーチエイド、Voice Popper の実行時にスリープさせるモジュールを追加しました。
関連チケット 25653

(7)
JTalk の音量が小さい、あるいは不揃いになる問題に対応しました。
関連チケット 26996
音声に雑音が混じる問題が改善されました。

(8)
詳細読みのカスタマイズ機能を実装しました。
ただし代替辞書や編集機能などは提供していません。
ユーザー設定フォルダに characterDescriptions-ja.dic ファイルがあれば、
その中で指定された文字の説明は、
システムの詳細読み辞書よりも優先して使用されます。
ファイルの形式は以下の通りです:
・テキストファイルで、文字コードが UTF-8 であること
・「定義したい1つの文字」「タブ」「詳細読み文字列」の形式で1行ずつ書かれていること
・空行と、半角シャープ # で始まる行は無視される
関連チケット 26926

(9)
NVDAメニュー「ツール」に「点字ビューワー」を追加しました。
現在 nvdajp では実験的な日本語点字ディスプレイ対応を提供していますが、
点訳や分かち書きの動作確認とデバッグのためにこの機能を追加しました。
変換処理が未実装の文字は”□”で表示されます。
関連チケット 23945
Windows XP 以降で LibreOffice がインストールされていれば、
DejaVu フォントが使用され、点字が表示されます。

(10)
時刻読み上げの改良(NVDA-F12)を行いました:
関連チケット 27800
この改良は環境によっては有効にならないとのご報告があり、調査中です。

(11)
JTalkのための日本語解析辞書を更新しました。

ログに表示される日本語関連のライブラリおよび辞書は以下の通りです:
nvdajptext.dll 20111017 mecab:0.98
nvdajp-jtalk-dic 20120403-053143
libopenjtalk 20120323-070011

ソースコードのリポジトリは下記です:
lp:~nishimotz/nvdajp/releases_2012.1 rev 5055
lp:~nishimotz/nvdajp/MiscellaneousDependencies rev 77

nvdajp 2012.1j リリース担当 西本 nishimotz@gmail.com

(以上)

#VoiceLink 番組への出演 4/4 12:00

「日本発の音声版SNS」としてSynergyDrive社が提供しているVoiceLinkには私も注目していますが、参加するきっかけがつかめなくて、ユーザー登録をしただけの状態になっていました。

最近、パイロット企画さん @pilot_kikaku に誘っていただいて、下記の番組の「第1回」に参加することになりました。

【番組名】
私的インタビュー放送「誰でも記者会見」

【日時】
第1回放送は2012年4月4日水曜日
昼12時~13時の60分間

【視聴方法】
放送時間の15分前からアクセスできます。
PC,Macのブラウザより以下のサイトにアクセスしてください。
https://www.vlvlv.jp/#!/room1435
*携帯電話には対応していません。
*要FlashPlayer

番組を聞く方は VoiceLink にユーザー登録する必要はないとのことです。
お昼のひととき、お花見に行かないで、ちょっとだけお付き合いください。

NVDAの活動だけでなく、ラジオ番組音声応用システム、音声インタフェースの話もさせていただこうと思っています。
1998年とニコニコ動画にもちらっと書いたことがありますが、私も以前から「音声SNS」に興味を持ってきました。
私が音声SNSの研究をしていた1998年は「社長失格」が出版された年だったようです。探せば倉庫にあるはず。。
VoiceLink の方がお聞きになるかと思うと緊張しますが、楽しみにしております。

参考までに。。日本発の音声版SNS、「VoiceLink」が「Facebook」を抜く日(長谷川高) – BLOGOS(ブロゴス)

support NVDA or you will lose it. 試訳

3月30日にNVDA翻訳チームのメンバーの一人からNVDA Projectメンバーに “support NVDA or you will lose it.” (NVDAを支援してください、さもなくば失われます)という投稿がありました。
翻訳チームのメンバーに翻訳と公開を呼びかけていますが、いまのところ NVDA プロジェクトや NV Access からの公式な声明ではありません。
西本は現時点では個人の立場で、日本のNVDAユーザーへの情報提供のために翻訳を試みたので、公開させていただきます。募金はあくまでもご自身のご判断で行なってください。
nvdajp プロジェクト(NVDA 日本語版)としての本件への対応は検討中です。

なお、オーストラリアを拠点とする非営利組織 NV Access への募金については、2011年1月の呼びかけ NVDA needs you でもご紹介しました。
日本からもクレジットカードによる募金が可能です。一度きりの募金だけでなく、毎月決まった金額を募金するような手続きが可能です。下記の手紙ではこのことが取り上げられています。
PayPal のシステムが使われていますが、PayPal にユーザー登録をしなくても送金できます。
まほろばさんが記事をお書きになったので、ご参照ください。

本件についての私個人の意見は、別エントリーで書きたいと思います。

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WEB TOUCH MEETINGで喋りました

3月24日に「第45回 WEB TOUCH MEETING」で、広島の皆様に、NVDAとアクセシビリティについてお話をする機会を(やっと)いただきました。

雰囲気はATND(参加者リスト)とかTogetterまとめとかeielh さんのブログとかご覧下さい。
終了後もいろいろな方に声をかけていただき、Facebook にリクエストをいただくなど、感謝しています。

前日NVDA日本語版開発スナップショット jpdev120323 の作業をしていて、24日は昼間 NVDA ユーザ会広島の勉強会(Python&自然言語処理)でした。3月24日のツイート一覧。長い一日でした。コーヒーばかり飲んでいたので、帰宅しても眠れず。。

準備したスライドをほとんど使わないで、アドリブで喋ってしまいました。
録音も録画もないのですが、思い出せる範囲で書きとめておきます。

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NVDAユーザ会広島 3月の予定

NVDAユーザ会広島は、3月から4月にかけて以下の予定で活動します。

(1)
NVDAユーザ会広島は1ヶ月に2回くらい、基本的に土曜日の午後に勉強会を行なっています。

スクリーンリーダーについて勉強する場として、私は 広島市視覚障害者情報支援センター(VIC) の活動にも参加しています。
NVDAユーザ会広島の勉強会は NVDA の開発に参加できる方を増やすことを目指しており、 Python や NLTK に取り組もうとしています。
参考書として「入門自然言語処理」や「日本語入力を支える技術」に興味を持っています。
可能な範囲で Ustream 配信も行いたいと思います。

第6回勉強会 3月10日(土曜日) 10時から13時
広島市心身障害者福祉センター(広島市東区光町)和室

第7回勉強会 3月24日(土曜日) 13時30分から17時30分
宇品公民館(広島市南区宇品)

3月24日の夜 第45回「WEB TOUCH MEETING」に参加します。

第8回勉強会 4月14日(土曜日) 13時から17時30分
広島市心身障害者福祉センター(広島市東区光町)第一会議室

第9回勉強会 4月21日(土曜日) 10時から15時
広島市心身障害者福祉センター(広島市東区光町)第一会議室

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(2)
NVDAユーザ会広島は 広島県立視覚障害者情報センター との話し合いを始めました。
例えば NVDA でサピエ図書館を使う体験会の企画、電子書籍(テキストDAISY、マルチメディアDAISY)の制作の支援、などを考えています。

広島県立視覚障害者情報センターはいわゆる「点字図書館」として、広島県内全域を対象に録音図書、点字図書などの貸出をしておられます。
音訳(対面朗読)・点訳のボランティアの方々のための設備もあります。
また、インターネットによる録音図書や点字図書のサービス サピエ図書館 の利用サポートもしておられます。

サピエは書籍だけでなく地域・生活情報の提供にも取り組んでいます。
この地域生活情報のサービスはテキストで入力された情報を合成音声に変換する機能も備えています。
広島県立視覚障害者情報センターは、広島における地域・生活情報を配信するスタッフを増やし、情報の充実を目指しておられます。

NVDAユーザ会広島はオープンソースのスクリーンリーダーである NVDA日本語版 を、サピエ図書館の利用に役立てていただきたい、そして、サピエ図書館を便利に使えるための改良をしたい、と考えています。

視覚に障害を持つ方のために何かをしてみたい、という方に「パソコンのサポートを一緒にやりませんか」と呼びかけているのがVICのような団体です。
「書籍を朗読したり点訳したりする活動はいかがですか?」と呼びかけているのが広島県立視覚障害者情報センターのような施設です。
インターネットや情報技術の進歩によって、これらの活動とは異なる「第3のボランティア」の可能性が広がりつつあります。
動画の音声ガイドを作りませんか?といった活動もあるでしょうし、紙の本を電子化する作業も「情報バリアフリー」の活動のひとつです。

NVDA日本語版に関わる技術やノウハウを、こうした活動につなげていきたいと考えています。

追伸:NVDA日本語化プロジェクト は 3月11日(日曜日)および 3月21日(水曜日)21:30 から開発者 Skype 会議を行います。参加を希望される方は Skype nishimotz にご連絡ください。

追記(3月16日)3月24日の会場変更、WTM参加について修正と加筆をしました。

NVDA 日本語版スナップショット 120206 + 雑感

nvdajp プロジェクトから NVDA 日本語スナップショット jpdev120206 を公開しました。
本家の 2012.1beta1 よりも少し新しいバージョンがベースになっています。
日本語入力に関する改良に手間取っていたのですが、やっと安定してきました。
Microsoft Word 2010 での日本語入力の読み上げが私の環境で動いています。
まだいろいろ不具合はあると思うので、ご報告いただければ幸いです。
一般的なご利用のときは安定版 2011.3j をお使いください。

日本の NVDA コミュニティを支援したい、あるいは NVDA 開発者の協力を得たい、というお話をいただくようになってきました。
たいへんありがたいことですが、まだまだNVDA日本語版はソフトウェアとしても組織としても未熟、実力不足です。

いろいろな方とお話を重ねるうちに、下記のことを大事にしたい、と思えてきました。

(a) オープンソース開発者が楽しんで活動できる場を作る

オープンソースソフトウェアのコミュニティは、金銭的な報酬とは異なる価値を求めて行動する人たちの集まりです。
NVDA日本語化プロジェクト(現在は nvdajp プロジェクトと名乗っています)、そして NVDAユーザ会広島 は、オープンソース関係者の交流会や勉強会を通じて、技術を共有しお互いを高め合う楽しさと喜びを学んできました。

NVDA日本語版の技術課題のひとつは「日本語」です。日本語の音声合成や自動点訳を継続的に改良する必要があります。そのために必要な知識を共有したいという思いから、NVDAユーザ会広島NLTK (Pythonによる自然言語処理のツールキット)の勉強を始めます。
2月25日から行いますので、ご興味があれば(NVDAにこだわらず)ご参加いただければ幸いです。

なお、次回の開発者Skype会議は2月8日(水曜日)21時から23時です。id: nishimotz にメッセージいただければ対応します。

(b) オープンソース中心の支援活動を行う

視覚障害をお持ちの方のための支援技術として、さまざまな製品が開発され、色々なサービスが提供されています。
NVDA 日本語版のコミュニティは、こうした分野における既存の市場を破壊したいわけではありません。
ただ NVDA 本家の目標である「晴眼者と同じコストでコンピューターを使える環境」が「日本でだけ実現されない」という事態を回避したいと考えています。
そして、オープンソース活動を通じて「ヒューマンインタフェースの技術革新」を促進したいと思います。
そのためにも、オープンソースのアプリケーション(Firefox, Thunderbird, OpenOffice.org, LibreOfficeなど)のサポートを最優先にしたい、と考えています。
有償のアプリケーション、特別なハードウェアを NVDA で活用するためのサポートは、基本的にその製品のベンダーや販売店の方々にお任せできるような、そんな状況を作りたいと考えています。

(c) 視覚障害支援コミュニティとの信頼関係を築く

私個人はNVDAユーザ会広島と並行して VIC(広島市視覚障害者情報支援センター) の会員として活動をはじめました。
最初は「PC-Talker も JAWS もちゃんと教えられませんよ」と言い訳をしながら例会に出席していたのですが、ただ「目をお貸しする」だけでも「役に立った」と言っていただけて、嬉しく感じました。
そして昨年10月には VIC のステップアップ講習会で NVDA を取り上げていただきました。
一方で私もスクリーンリーダーの利用者がどのような要望をお持ちで、どのような問題に困っておられるか、そしてどのようなツールが現状の解決策なのか、謙虚に学ばせていただいています。

私がこの分野に関わるきっかけは10年以上前の「ウチコミくん」(タイピング練習ソフト)の開発でした。
そのときも「視覚障害者のためのWindowsパソコン教室」を実際に見学させていただいたり、講師を努めておられる方のニーズを仕様に反映させたり、といったことを行いました。

日本のあちこちで NVDA に関わるコミュニティが立ち上がりそうな気配があります。
私はやがて「地域のNVDAユーザ会」があちこちで産声を上げたときに、それらを取りまとめる大きな枠組のあり方を、そろそろ模索したいと考えています。

最初に「視覚障害の支援に関わっておられるコミュニティ」の方々と十分にお話をすることが必要です。
どのような体制と活動であれば皆様のお役に立てるのか、どのような組織であればそれが実現できるのか、慎重に検討しなくてはならないと思います。

もう一つ、ユーザーの方々の相互の支援は大事ではあるのですが、目的や技術レベルの異なる方々が「単にメーリングリストやフォーラムで発言をやりとりする」だけでは、うまくコミュニティを築くことは難しいと思い始めました。
きちんとコーディネートされた双方向メディアを作りたい、そんな構想もいまNVDAユーザ会広島で進めています。

NVDA日本語版は実力不足、と言いつつも、日本語入力の読み上げ処理はだんだん「APIを正しく使った実装」に近づいています。
もう少し整理すれば、「日本語以外の言語にも対応したIME読み上げ機能」として、本家へのマージを提案できると思います。

昨年末、ソフトウェアのリリースに日本語と英語のリリースノートをつける努力を始めたところです。
日本のNVDAコミュニティの活動は、今後もできるだけ日本語と英語の両方で発信していきたいと考えています。

NVDA日本語版 2月の予定

NVDAユーザ会広島は広島市にて下記のとおりミーティングを行います。NVDA に関心をお持ちの方の見学・参加を歓迎します。

下記の内容を予定しています。

  • 運営に関する話し合い
  • NVDAとアクセシビリティに関する情報交換、勉強会
  • 音声合成、音声認識、自動点訳などに関連する勉強会・読書会・ハッカソン。オープンソースPBXシステム Asterisk 、Python による「入門自然言語処理」 (NLTK) などを検討しています。

NVDA日本語版(nvdajp)プロジェクトは、開発者Skype会議を定期的に開催しています。次回は2月8日(水曜日)21時から23時、その次は2月19日(日曜日)21時から23時です。基本的に「次の次の水曜日」「次の次の日曜日」を交互に開催日にして、約10日おきに実施しています。参加を希望される方は、nvdajp 開発者メーリングリストにもご参加ください。詳しくはメール nishimotz atmark gmail.com にお問い合わせください。

本家から NVDA 2012.1beta1 がリリースされました。

NVDA日本語版は次のスナップショットで「ワードやワードパッドにおける日本語入力の読み上げ」の不具合(チケット26438)に関する改善を取り入れる予定です。Windows XP から 7 まできちんとサポートするために、若干手間取っています。
開発者Skype会議と同期して10日周期で日本語版スナップショットを出すことを目標にしているのですが、今回は時間をかけて丁寧に作業をさせていただきたいと思います。

Windows XP サポート終了まで800日というニュースが話題になっています。NVDA の日本語化をきちんと行うことで、新しいOSへの移行をためらっておられるスクリーンリーダー利用者の方々のお役に立てればと考えています。

なお、NVDA 日本語版のサイトでは Java Access Bridge のインストーラー および LibreOffice 3.4.5 のインストーラー の提供も開始しました。NVDA を使って容易にインストールできるように配慮しております。ご利用いただければ幸いです。

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